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6月4週目 ー職人さんってすげぇ!
■20日(月)
朝から大工さんに呼ばれ、新しい仕事出勤初日なのに遅刻しそうになる。
大工さんって、こっちが思い及ばない程の美しい仕上がりを想定してるらしく、私が「これでいいです!」と言うと、「えっ、ほんとにコレでいいの?」と何度も聴いてくる...
プロってすごい。
新しい仕事は、とにかくパソコンに向かう仕事だった。
皆良い人そうで良かったけど、3時間ぶっ続けで教えてもらいながら作業してたら、後半クラクラしてきた。
朝仕事に向かう流れのまま、午後からの仕事にも向かうと、相乗効果で午後の仕事もリズムに乗って頑張れる感じがした。
これは狙ってた効果。
思ってたより体もキツくなく。
夕方帰ってきた娘が、腹ペコすぎてキレそうになってるのだけなんとかしなきゃ。(モルペコかよ)
■21日(火)
今日は遅刻せずに出勤出来た。
夕方、追加分の乾燥薪届く。
乾燥してる薪ってこんな感じなのか!と納得。
干し椎茸みたいに良い感じに水分抜けてるのが分かる。
大量の薪置き場が早急に必要そう。
夫は薪の面倒みるのに目覚め、朝から薪割り、夕方も薪割り...楽しそう。
朝6時に起床して、夜10時過ぎには寝るっていう最高のリズムが出来つつある。
嬉しい。
■22日(水)
今日も6時前には自然と目が覚める。
娘も昨日、今日と7時頃には自分でなんとなく目覚めてた。
これから小学生になると、子供も遅くとも6時には起きないといけないのだけど、どうやって1時間もスケジュール前倒しにしたらいいんだ?
子供の睡眠時間って9時間とかで足りるの??
クロス屋さんがクロスの大きい見本持ってきてくれた。
当初私の選んでたクロスが、凹凸の少ない薄いタイプで、新しい石膏ボードの壁に施工するなら大丈夫だけど、リフォームで前の壁紙剥がした部分に貼ると、下地の凹凸があきらかに見えてしまうらしい。
そういう時は、"リフォーム推奨"とかの印が付いてるクロスにするべし。とのこと。
そういったクロスは、ある程度厚みがあって、凹凸や模様で下地のデコボコを多少なりともカモフラージュ出来るそうな。
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勉強になります!!
いよいよ大工さんも今週いっぱいくらいで仕事終わるらしい。
今回のリフォーム、頼んだのは地元のかかりつけ工務店なんだけど、HPは無いし、今は70代の社長と奥さんだけで切り盛りしていて、大工さんはじめありとあらゆる職人さんを外注してやってるところで。
今、普通の新築建てるとしたら、情報少なすぎてまず選択肢に挙がってこない工務店かも。(昔はバリバリ建ててたみたいだけど。)
ところがどっこい。
社長の鶴の一声で、集結したのはプロ中のプロばかり。
どの職人さんも、こっちの要望を汲み取りつつ、的確なアドバイスをくれたり、色々と話を聞かせてくれたり。
新築建てた友達が、細かいところで後悔してる部分があるみたいで。
話きいてると、それは、職人さんや業者さんのその家に対する解像度の低さかな。と思えることもあり。
当然ながら今回のリフォームに関して解像度が一番高いのは私なんだけど、安心してそれを伝えて任せられる知識と経験の量がある人たちが集まってくれた感がすごいある。
まさに、人が人を呼んだんだよなあ。
と、しみじみ。
小さな地域の工務店さんに仕事を依頼する醍醐味を、これでもかというくらい味わせてもらってるところです。
■23日(木)
仕事を引き継いで下さっている方が、途中で社外に抜けられたため、その間、部長さん?が社内ツアーに連れてってくれた。
家具や木製品を作る会社なので、作業毎に建物が分かれている。
保管庫、作る工程、塗る工程、座面張りの工程...などなど。
全てが面白くて、皆さん色々とお話し聞かせて下さったし、とにかくずっと興奮していた。
わたしも作る側に回れないかなあ。と思いつつ、小学生の夏の工作じゃないんだから、そんな甘い考えではクビになるだけよね。
自分を戒める。
だけど、事務作業よりはずっと造る方が魅力的だと、未練がましく思い続けるんだろうな。
夕方、建具屋さんと打ち合わせ。
こんな感じはどうですか?
あれはどうでしょう?
こうだと、どうなります??
と、思いの丈をぶつけてみたけど、大抵出来るよ!とのこと。
これは無理、と言われたら、そこから考えをまとめていこうかな。と思っていたので、まだまだ引き続き迷走確定です。
建具屋さんのポテンシャルすげぇ。
それもそのはず。
建具屋さんの名刺に、"一級技能士"との文字が。
深く聞いてみると、建築系のだいたいどの職種にも一級検定みたいなヤツがあるらしい。
大工さんとか、電気技師さん?とか。
そういう試験って、職歴があった上で、一次試験に実技、二次試験が筆記とのこと。
普通のテストや検定って、その逆で、筆記が先で実技が後だから、少々驚いていたら、
「知識だけあっても、ノコは持てないわ鉋は使えんわでは話にならないもんなあ。」
と笑いながら話してくれた。
確かに。
■25日(土)
今日で大工仕事は終わり。
リフォームもいよいよ終わりがみえてきた。
今回のリフォーム、工期が予定より2週間近く伸びている。
何故か。
まず第一に、解体してはじめてわかったことがあったこと。
例えば、床下の状態とか。白アリ被害とか。
必要になる毎に、追加の作業が発生してる。
それから、家自体が傾いたり歪んだりしているので、(大きな木造住宅では割と普通のこと。)それに合わせて作業しないといけないという問題。
新築なら、水平垂直だけみてどんどん建てていけるけど、最初から歪みのある建物はそうはいかない。
一箇所ずつレベルをみて測量して作業を進めないといけないので、かなり時間がかかる。
逆にいうと、それだけ丁寧に仕事してもらえたんだということ。
感謝しかないです。
こっちはこっちで、テーブルの塗り直しとかしてるので、その話はまた来週。
お楽しみに!
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