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一週間日記 5/26〜6/1『フェミニスト、ゲームやってる』とか『バイオハザード ヴィレッジ』とか

ゲーム、映画、読書などの記録。

ASIAN KUNG-FU 日記!

君繋(きみつなぎ)1週間日記のお時間です。アジカンでいちばん好きな曲は『Re:Re』です。

それはそうと、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私ときましたたら、これがほんとうにもう何も言うことがない。大体ですよ、ふつうに生きていれば毎週のように何か物申すようなことなんて起きるわけないじゃないですか。

慎ましく、決してはしゃぐことなく生きる私のような人間に起きることと言えばせいぜい、信号待ちしてたら横断歩道の反対側に立ってる男性が一心不乱に電柱に無空波(知らない人は『修羅の門』を読んで)を放ってる姿を見るくらいのものですよ。

そんなわけで「もしあれで電柱折れたら、信号変わらなくて困っちゃうナー」なんて考えているうちに信号が青に変わり、そこから先、記憶がプッツリ途切れ、いまこれを書いている次第です。

つまり、陸奥圓明流とアブダクションは実在するっっ!!

■遊んだゲーム

『バイオハザード ヴィレッジ』

4000年前にセールで購入したきり放置していたが、なんとなくプレイしてみたら止まらなくなってそのままクリアしてしまった。

それにしても『バイオハザード』シリーズはナンバリングすべて遊んでいるのだが、毎回それまでの話をすっかり忘れてしまうので、今回も最終盤で、たぶんシリーズ全体に関わる重大な事実が明らかになったのだが「なんか重大なことを言ってる気がするんだナ!」というリアクションになってしまった。

アランウェイクみたいに「ここまでのバイオハザード」をチャプターごとに挟んでほしい。

『FC24』

楽しすぎる。まさかサッカーゲームにハマるとは思っていなかった。友人と毎晩のように「3試合だけやるか😊」とオンラインで落ち合って10試合やってるので寝不足でもう大変。

■読んだ本

『フェミニスト、ゲームやってる』

WEBメディアwezzyの連載『フェミニスト、ゲームやってる』は、一般的なゲームメデイアではまず見られないフェミニズム・クィアな視点でビデオゲームを読み解く内容が新鮮で更新を毎回楽しみにしていた。しかし、2024年3月にwezzyがサイト閉鎖。連載も強制終了となったうえに過去の連載分も読めなくなってしまったことを非常に残念に思っていたので、同連載が加筆修正のうえ書籍化されるというニュースを聞いたときは大変うれしかったことを覚えている。

著者の近藤銀河氏は美術研究者でアーティストであると同時に、フェミニスト、パンセクシュアル、車いすを使う障害者で、そして熱心なゲームユーザーである。

本書が扱うゲームタイトルは『ラスト・オブ・アス2』、『アサシンクリード オデッセイ』といったAAAタイトル、『スプラトゥーン』、『ピクミン4』といった任天堂タイトルなど、誰もが知るメジャータイトルから、itch.ioで販売されている小規模なタイトルまで幅広く、近藤氏はそれらをフェミニズム・障害者の視点から批評していく。(適切な表現か迷うところだが)その視点は自分も含めて多くのゲームユーザーにとっては持ち得ないものだけに、感銘を受けることもあれば、どうにも理解しがたいこともあったりするし、僕の考えとは合わないこともあったりする。

でもべつに本書はなにかの"正解"を提示するわけではなく、ふだん遊んでいるゲームに新たな視点を持ち込むことに主な意図を置いているわけだから、理解しがたっかったり納得できない点があるのもいいわけで、いずれにしたって書かれている内容は正しくゲーム批評・レビューであると僕は思うのだ。

それに実際のところ、本書は真面目に考えさせられると同時に、著者の愛すべき人間味が漏れてしまう部分がなによりも楽しかったりする。

お片付けゲーム『アンパッキング』を遊べば「モノをいい加減に置きたいな、という気持ちがずっと残してしまった」と愚痴り、『ディスコ エリジウム』に登場する規格外の主人公"ハリー"の「全然関係ないものに心奪われたり、謎の奇行をくり返す姿に」に「ちょっと共感する」なんて言ったかと思えば、ゲーム内でハリーが見せる男らしさを「私は全部無視したけど……」と突き放し、オープンワールドのゲームで「なにもないところでジャンプを繰り返したり突然クルクル回りはじめたりする」プレイヤーの動作を"ゲームの持つ意図から解放された気分"になれる行動として偏愛する。

もちろん本人は大真面目に書いてるんだろうけど、その真面目さが、毎日ゲームを遊んでは本気で怒り、熱中する自分自身の姿に重なるような気がして、どうにも愛おしくなるのだ。

"フェミニスト"という言葉を見ると、少しけおされるような感じを抱く人もいるかもしれないが、先にも書いたとおり著者はフェミニストであると同時に"熱心なゲームユーザー"でもある。もしあなたがゲーム好きなら、どんな考え、立場の人であろうときっと楽しめる一冊になるはず。おすすめです!

■近況

6時間寝るよりも7時間寝たほうが翌日ラクです!おすすめです!

おしマイケル。

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