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婚活をするとは思っていなかった人

自然と知り合って、流れに身を任せて結婚している。
そんなことを思っていたが、結局叶わなかった。

僕だけではなく、婚活をしている多くの人がそうなんだと思う。
僕は3ヶ月前まで彼女がいたし、遠くない将来に結婚すると謎の確信があって、婚活と縁がないと思い、テレビの婚活特集や遠方の島に行くお見合い番組を他人事のように笑いながら眺めていたのだから。

結果、年齢的に、コロナで出会いのない中で婚活を始めるに至った。

自然な出会いで結婚できないことへの劣等感

これまで、それなりの数の女性と付き合ってきた。
成人してからだと10人以上なんで平均的なのか?統計上わからないが普通だろう。
自分から告白した以外にも好きになられたことも、そこそこあったのでいずれにせよ、結婚には苦戦しないだろうと自信があった。

蓋を開けてみれば、37歳独身だ。彼女とも別れた。
自分に何か欠陥があるんじゃないかとやんわり考えてしまう。

一般家庭に生まれた呪縛

両親が仲良く、兄弟ともそれなりに付き合いのある普通の家に生まれた。

かなり幸運だし、それを知っているからこそ普通の家庭を作れると固く信じていた。
そもそも、普通の家庭というよりかなり幸せな家庭であるということを知ったのは大人になってからだ。
自分と相性が良い相手と出会える相当な幸運を引き当てなければならない。

世の中、何分の1か離婚することを考えたら、仲がいい夫婦、家族は少ないのかもしれない。やんわりと不満を抱えながら、経済的、子供など理由があって心中では嫌い合っているのも少なくないのだろう。

一般的な幸せを知ってしまっているからこそ、それに辿り着く前に力尽きた自分にひどくショックを受けるのだ。

婚活という障害物競争を走り抜く

恋愛ゲームがシンプルな短距離走なら、足が速い(顔がいい)、持続力がある(性格がいい)みたいな人が有利だ。

婚活は障害物競争だ。単純な足の速さだけでなく、年収や家庭環境、親と同居しなければならないなど諸条件が加わってすり合わせをして決まっている。

それは好きだからだけでなくて、結婚してからどういう生活を一緒にしていくからを考えているからだ。

イケメンでも年収が低い、資産家でも実家の農家を継がなければならないとなると結婚できますか?難しくないですか?

こういう今ではなく未来に照準を向けている婚活であるが、会った直後から未来へのすり合わせをゴリゴリする人もいれば、そうではなく、趣味や休みの過ごし方の話だけで終わってフィーリングがあったら次にとなる。
僕は後者で、フィーリングあり気で条件は後から埋められるものは埋めていく。
宗教とか借金持ち、特殊な病気はどうにもならないがそれ以外はなんとでもなると考えている。

障害を乗り越えていくゲームだとすれば、うまくすり抜けていける心構えこそが大事な気がしている。

最後に

恋愛するのに疲れた。
20年近く恋愛に向き合ってきて、いい加減落ち着きたい。
この付き合って、別れてのループから解放されたいと思うようになった。
そのためにはまた付き合って結婚までいきつかなければならないのだ。

恋愛の沼地から抜け出るためには恋愛に勝ち抜くしかないのだ。
世知辛い婚活沼から抜け出せるように頑張ろう。それしか言えない。


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