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ただ温めるだけじゃない電子レンジ

1人暮らしをはじめて、12年になる。

東京にきて最初の2年、転職してからの2年の合計4年間お世話になった電子レンジを異動を伴う転勤につき、その営業所の作業スペースの弁当温め用に寄付した。

最近、聞いたところによるとまだ稼働していて、僕の手元にあるより使用されていただろうから電子レンジ自身も嬉しいに違いない。


その温め機能しかない電子レンジは、はじめて1人暮らしをする自分を心配してくれた両親と大井町のヤマダ電機で購入してもらったのを覚えている。

24歳にして親付添いのもと、生活家電を揃えてもらっていると今考えると恥ずかしい限りだけど、当時は地元を離れたくないのに配属で嫌々、東京にくることになった。東京にも1人暮らしにも覚悟がないまま不安いっぱいだったのを覚えている。


そんな大井町で買った単機能な電子レンジも、1人暮らしで家と会社が徒歩圏内だったので通勤が短く、調理する時間がたっぷりあったので次第に使わなくなって、ええいと断捨離したのが8年前。

8年間か、もっと前なのかわからないけど、過熱水蒸気機能がついた電子レンジが人気になっていた。

今までの温めだけでなく、油を使わずに揚げ物ができたり、食材を並べて調味料を入れるだけで1品出来上がる調理家電になっていた。

ハイエンドモデルだけでなく2万円台の機種でもスチームオーブンレンジがあるので、僕のような料理の腕がなくても、いっちょ試してみようかという軽いノリでも買える価格帯で出ているのはありがたい、すぐ買うのを決断した。

そして、今日届いたのだけど、レシピだけで100種類以上、レシピ本までついていて至れり尽くせりだ。

ハンバーグとか唐揚げとか電子レンジ1つでできるのな。便利過ぎる。


1万円の安い機種のチープさがどうにも好きになれなかったのも3万円出せば、それなりに見た目もかっこいい。惚れる。


知らないうちに便利になって、しかも値段も安く手に入るようになっている。今回は電子レンジだったけど、こういうものが今後増えてきて、家事に使う時間が減るのに質が高くなるようになるんだろうな。

温める機能しかない思い込みが電子レンジにはあったけど、そんな古い思い込みを捨てて、新しいものをどんどん取り込んでいかないとという学びになった。スチームオーブンレンジ、ありがとう!

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