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【一度覚えれば一生使える】メンズファッション⑦色の合わせ方の基礎知識

好きな色を着たいけど、どう合わせるべきか

一目惚れで好きな色の靴やコートを買ったけど、持ってる服となんか合わないので着る機会が少なく、クローゼットの奥に眠ってしまった経験ないですか。
私の今までの知見から、今回は色の合わせ方をまとめてみようと思います。
気に入ったアイテムを主役にして自然に良い感じに着こなせるようになれる。
高級で上質なアイテムを買いたくなった時、飽きずに長く使えるものを選べる。
などの手助けになると思います、ファッションを楽しむきっかけになれば嬉しいです。

トーンの概念がわかると色合わせが楽になる

https://blind-mart.com/guide/7276/
トーンで考えると色を取り入れやすい

①トーン(円の色のグループ)で合わせる。

赤と緑は合う。みたいな単色同士で考えるのではなく。
明度(明るさ)×彩度(鮮やかさ)=トーン
トーンが同じ上の円のグループの色同士が合うという考え方が基本となります。もちろん色同士の相性もありますが、まずはトーンがあっていることが大前提になります。インテリアで使われている概念ですが今までの経験上洋服でも使えます。トーンでコーディネートを見るようになると見え方が変わると思います。

https://store-midwest.com
複雑な色合わせといえばkolor
それぞれのアイテムでトーンが
合わせてあるように感じませんか
https://item.rakuten.co.jp/kids-shushu/rcts212972/
子どものこういう系の服も難しそうですが
トーンで考えるとシンプル。
黒のベルトは②の無彩色。
小学生の娘がいるので子供の服を選ぶ際もこの考え方を使ってます

②無彩色はトーンと関係なくどの色とも合う

無彩色とは白~黒のグラデーションのグループです。
彩度はなく、明度のみとなり上の表では明度の軸の左側に書いてある色にあたります。

これはどのトーンとも合いますので、カラバリで迷ったら無彩色を選ぶと間違いないです。

着心地がよくいつも着てしまうような、よく使うお気に入りのアイテムは無彩色にしておけばどのトーンの服とも合わせやすく活用頻度が増えます。
また高い靴やスニーカー、バックなど良いものを買う場合は無彩色にしておくと使う頻度が増えます。
私にとってはグレーのニューバランスがこれにあたり、ある程度高くても、履き心地が良く、何とでも合い使用頻度が高いのでコスパは良いと思ってます。

https://www.amazon.co.jp/最速でおしゃれに見せる方法-MB/dp/4594073360
MBさん初期の超有名理論「黒スキニー」のコーデ例をみると無彩色の黒は、どんな色/トーンとも合うことを確認できると思います。
https://www.fashion-press.net/collections/12493

コムデギャルソンオム20/21AW
洋服が主役なので靴は黒、白、グレーの無彩色です。
靴のみは入れ替えても違和感少ないと思います。
もし靴が無彩色ではない青や赤だと靴が目立ってしまい調和が崩れそうです。

以上をふまえ基本ルールは2つ

①色はトーンを合わせる
②それ以外はトーンに関係なく合う無彩色にする(黒、グレー、白)

トーンで考えると色を取り入れるのが簡単になり、服を選ぶのが面白くなります。

ちなみに差し色という概念を聞きますが

差し色はトレンド次第と思います。
ヴァージルのヴィトン×supremeコラボの赤とか決定的なトレンドがある場合はおしゃれな人がどう合わせるかを見るのが楽しいですが、今は差し色自体が流行ってない気がします、魅力的なものが少ない。

https://otokomaeken.com/mensfashion/9707
ファッショニスタの差し色の例ですが
個人的には差し色がない方が
自然でよいのにと感じる。

https://www.upgrade-fashion.com/colored-men/

発色が良く素敵です。
しかし、日常でやると自然さに欠け
少しおしゃれを頑張りすぎな印象なので
場面を選ぶかもしれません。
https://fnmnl.tv
このレベルの強いトレンドのアイテムになると
コレクション出てすぐの頃は、おしゃれな人たちが
どう合わせるかを見るのがすごく面白い
これはかなりかっこいい
https://lymph-beautycare.com/shoes/sneakers/
 靴以外を無彩色で揃えて合わせたコーデ。
短期間ですが街でよく見るレベルではやってました。
しかしsupreme×vuittonのブームが過ぎた今見ると
少し古くみえてしまう。
差し色はトレンドの要素もあるので、この赤いスニーカーは長く愛用するのは難しいかもしれません。

以上をふまえ、私の選ぶ手順

①季節に合った生地の、気分の上がる主役のアイテムを1点選ぶ
・靴でもトップスでもパンツでもコートでも自分のテンションが上がる主役のアイテムを選ぶ。

※前提として季節感はかなり重要なので、色と素材感について季節感を意識するのは必須です。
私のおすすめ主役アイテムは、「メンズファッションのすすめ①パンツ」で紹介してます。

②そのほかのアイテムは同じトーンか無彩色から選ぶ

・ほかに色が入る場合は同じトーンにする(帽子とか中に着るシャツ等)
→色は単色より2色以上で合わせた方がよりコーディネートを楽しめると思います。3色を超えると少しごちゃごちゃするのでその辺りは全体のバランスを見て調整してください。

・それ以外は、無彩色のアイテムにする。白い靴下とか、シャツグレーにするとか。シルバーのアクセサリーなども無彩色扱いにしてます。
→無彩色はなんでも合うと言ってもグレー、白、黒でやはりイメージは変わりますのでそこは試行錯誤になります。

③全体をみてあっているか確認

・全体のバランスをみて違和感ないか確認する。色があっていても生地感やシルエットで合わない場合もあるので全体確認は役に立ちます。

・シルエットは今回書いてませんがトレンドに合わせるのが楽しいのでおすすめです。
→①でトレンドのシルエットのアイテムを選んで、それに合うように他を合わせていくと自然とワードローブがトレンドに沿ったものになっていきます。

購入の指針

一生ものというような高価な革靴、時計、バッグを選ぶとき、または毎日使う定番品を選ぶときは、無彩色か自分のワードローブに多いトーンに近いものを選ぶと高頻度に使い、飽きずに長く愛用できます。

私で言うと「ファッションのすすめ③バック」で紹介したマルジェラのボディバックは黒を選び高頻度に使い愛用してます。

また、名作として長く愛されるスニーカーは白、黒、グレーの無彩色がほとんどではないでしょうか。

トーンでいうと、濃いネイビーの服を好んで多く持っていて今後も変わらなそうな場合は、濃い茶色のバックや靴を高級品にすると高頻度で使うかと思います。

・一生ものと言われるような高価なアイテムを特徴的な色で買ってしまうと、色が合わせにくいのでなんか決まらない、その色がいつも主役になるので飽きる、というパターンにハマり使わなくなることが多いです。

https://www.mensnonno.jp/fashion/luxury-brands/229437/
例としてボッテガグリーンのバック(26万)を選んだ場合。違和感なく合わせるには洋服をこのトーンに合わせるか無彩色にして、どちらにせよ常にこのバッグが主役の色になるので、長く飽きずに愛用するのは難しそう。
https://www.wwdjapan.com/articles/1286553
このグリーンを合わせようとすると
無彩色のコーデになる
https://ftnews.jp/VC/17502592
日常的に使う例で、すごく自然で良い感じと思います。
このバッグを愛用する場合、バックを主役として上のように服は無彩色にしたくなりそうです。
これに合った色のトーンで好きな服を見つけるのが難しそうなので、無彩色の服に飽きて洋服や靴に色を使いたくなった時に、このバックを持ちにくくなるかもしれません。
https://lee.hpplus.jp/100nintai/2231407/
財布やスマホケースであれば
コーデに絡まないので長く使えると思う。

以上より、高級品で色に挑戦したい時はまずは安くて同じトーンの色のアイテムを購入してみて、自分の好きな服と合わせられてよく使いそうだったら、高価なものを同じ色で買うのが良いと思います。

https://shoesaholic-jp.com/?pid=85000526
革靴のこのような色は定番なようで合わせるのは意外と難しいと思います。
服のトーンが縛られるので、洋服の好みが固まっていてこれに合うなら長く履けそうですが、色々なテイストの洋服を着る場合は登場回数が減りそうです。
一度GUなどで似た色の革靴買って試した方が良いと思います。
迷うなら黒がいいと思う


これらを意識して買っていくと、ワードローブが好きなトーンでそろってきます。
合わせられる組み合わせも増えてより楽しく選べるようになり、素材感とかサイズ感の組み合わせでも楽しめるようになります。

長くなったので今回は以上です。


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