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キーボードを立て掛けるスチールラック拡張パーツを作ってみた

ふと、作業机を見ると、仕事以外で使うキーボードが置かれていた。ので今回はキーボードを掛けておける拡張パーツを作ります。

結果

こんなのを作りました。(キーボードを支えている部分)

なぜスチールラック?

キーボード壁掛けとか格好良いんですけど、賃貸なので壁に穴開けれないんですよね。
その代わり我が家はいくつかのスチールラックをがあるのでこれに付ければ解決するやん。と思いました
なぜスチールラックがあるのかというと、3Dプリンターを3つ所持してまして…普通の棚だと入らないんで、横面が開いたスチールラックを台数分置いてるんですよね。。なのでうちにはスチールラックが至る所に。。

制作環境

プリンター:ANYCUBIC Vyper
材料:PLA(光沢色のフィラメントを使う理由は単に安価だったから)
スチールラック柱の直径:19mm

完成イメージ

赤色ー柱との結合部
灰色ーキーボード支え部
キーボードは支柱を背もたれ、灰色をがフックになるように設置を考えています2(普段書かないんでペイントツールで。。

柱との結合部

まずスチールラックの柱の太さを図ります。ここにカポっとつけるイメージです。
19mmくらいですね

さっそく3Dプリンターで結合部分を印刷してテストしていきます。とりあえず直径19mm、厚さは4mm(PLAなので厚すぎて入らない可能性も考慮)してざっくりこんなもん。切込みは適当。

印刷後つけてみるとピッタリだったので採用!

キーボード支え部

次はキーボードを支える部分です。
キーボード本体の厚みは約24mmくらい。

キーボードを立て掛けたときは少し斜めに傾いてほしいので、ざっくり長さ40mmで試します

程よく斜めに傾いて良い感じだったので採用。

併せて印刷

ブーリアンで併せる簡単なお仕事です。あとは微調整して印刷。できたのがコレ

いざ支柱に取り付けると問題が発生…ボロッボロに割れました😇😇😇😇

ざっくり原因を考察

要は取付時に一瞬広がる力にキーボード支え部が耐えられないということだと思います。
考えられるとすれば以下の3点。

・取付時に柱との結合部の先端が、柱より直径が小さいことによって、一瞬広がりが生まれてしまう
・柱との結合部とキーボード支え部の接地面積が広いことによって、一瞬の広がりが伝わってしまい、割れてしまう
・PLAの柔軟性の無さ

再チャレンジ

というわけで、取り付け部の面積に干渉しすぎかなって思ったので、一旦の処置として接地面を少なくしました。
(これで無理だったら真面目に考えるわ。と思いつつ。。


印刷して取り付けた結果、柱に付けることができ、キーボードを支えることが出来ました!


と、まぁ一旦出来たんですが、
撓み気になるとか、キーボード支え部はもっと狭くていいよねとか、欲が生まれてきますよね。
結局作っても1日して落ちてきたら元も子もないですし。
というわけで改善点を洗い出して再印刷。


最終的に

印刷データはこうなりました。以下、前回との変更点。
・キーボード支え部を短くした
・柱との結合部の半円を少し削り、付けやすくした
・キーボード支え部と柱との結合部の接地面を広くした(下の力に対する撓み軽減のため)

というわけでキーボードを支えられるくらいのスチールラック拡張を印刷することが出来ました


取付風景はこんな感じです。支柱の直径に合わせたので結構固く取り付けられます。

Twitterに取り付け時の動画も上げてます


まとめ

・案外想像に対して、一筋縄ではいかない
 ・スチールラック柱に取り付ける工程で掛かる力の理解が足りなかったり
・検証がまだまだ甘い
 ・部品をそれぞれでテストをしていたが、結合した際のテストをスキップしていた…

というわけで以上。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

作った3Dモデルは後日Boothに出す予定…(気が乗れば..

おまけ

このパーツを使って色々置いてみた

  • リップクリームとか


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