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キーボードを立て掛けるスチールラック拡張パーツを作ってみた
ふと、作業机を見ると、仕事以外で使うキーボードが置かれていた。ので今回はキーボードを掛けておける拡張パーツを作ります。
結果
こんなのを作りました。(キーボードを支えている部分)
![](https://assets.st-note.com/img/1707320406033-gvToVo0hTO.png?width=1200)
なぜスチールラック?
キーボード壁掛けとか格好良いんですけど、賃貸なので壁に穴開けれないんですよね。
その代わり我が家はいくつかのスチールラックをがあるのでこれに付ければ解決するやん。と思いました
なぜスチールラックがあるのかというと、3Dプリンターを3つ所持してまして…普通の棚だと入らないんで、横面が開いたスチールラックを台数分置いてるんですよね。。なのでうちにはスチールラックが至る所に。。
制作環境
プリンター:ANYCUBIC Vyper
材料:PLA(光沢色のフィラメントを使う理由は単に安価だったから)
スチールラック柱の直径:19mm
完成イメージ
赤色ー柱との結合部
灰色ーキーボード支え部
キーボードは支柱を背もたれ、灰色をがフックになるように設置を考えています2(普段書かないんでペイントツールで。。
![](https://assets.st-note.com/img/1707130553169-L13elitWB9.png?width=1200)
柱との結合部
まずスチールラックの柱の太さを図ります。ここにカポっとつけるイメージです。
19mmくらいですね
![](https://assets.st-note.com/img/1707129322561-i79vOeooYS.jpg?width=1200)
さっそく3Dプリンターで結合部分を印刷してテストしていきます。とりあえず直径19mm、厚さは4mm(PLAなので厚すぎて入らない可能性も考慮)してざっくりこんなもん。切込みは適当。
![](https://assets.st-note.com/img/1707133951758-6x6o2Uft5b.png?width=1200)
印刷後つけてみるとピッタリだったので採用!
![](https://assets.st-note.com/img/1707129622976-8cbyXZu0zi.jpg?width=1200)
キーボード支え部
次はキーボードを支える部分です。
キーボード本体の厚みは約24mmくらい。
![](https://assets.st-note.com/img/1707129712829-ujF0DPV3MA.jpg?width=1200)
キーボードを立て掛けたときは少し斜めに傾いてほしいので、ざっくり長さ40mmで試します
![](https://assets.st-note.com/img/1707129862588-fmSQIIBCaI.png?width=1200)
程よく斜めに傾いて良い感じだったので採用。
![](https://assets.st-note.com/img/1707131647931-bneGRP544a.jpg?width=1200)
併せて印刷
ブーリアンで併せる簡単なお仕事です。あとは微調整して印刷。できたのがコレ
![](https://assets.st-note.com/img/1707280191324-I1kXUr31fX.jpg?width=1200)
いざ支柱に取り付けると問題が発生…ボロッボロに割れました😇😇😇😇
![](https://assets.st-note.com/img/1707280235444-GHA3aRcIby.jpg?width=1200)
ざっくり原因を考察
要は取付時に一瞬広がる力にキーボード支え部が耐えられないということだと思います。
考えられるとすれば以下の3点。
・取付時に柱との結合部の先端が、柱より直径が小さいことによって、一瞬広がりが生まれてしまう
・柱との結合部とキーボード支え部の接地面積が広いことによって、一瞬の広がりが伝わってしまい、割れてしまう
・PLAの柔軟性の無さ
再チャレンジ
というわけで、取り付け部の面積に干渉しすぎかなって思ったので、一旦の処置として接地面を少なくしました。
(これで無理だったら真面目に考えるわ。と思いつつ。。
![](https://assets.st-note.com/img/1707319754634-orvU2gyCyo.png?width=1200)
印刷して取り付けた結果、柱に付けることができ、キーボードを支えることが出来ました!
![](https://assets.st-note.com/img/1707319815454-osmAH3tHY8.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1707319852131-sDExIam6xp.png?width=1200)
と、まぁ一旦出来たんですが、
撓み気になるとか、キーボード支え部はもっと狭くていいよねとか、欲が生まれてきますよね。
結局作っても1日して落ちてきたら元も子もないですし。
というわけで改善点を洗い出して再印刷。
最終的に
印刷データはこうなりました。以下、前回との変更点。
・キーボード支え部を短くした
・柱との結合部の半円を少し削り、付けやすくした
・キーボード支え部と柱との結合部の接地面を広くした(下の力に対する撓み軽減のため)
![](https://assets.st-note.com/img/1707320036025-nGnDIjfPDo.png?width=1200)
というわけでキーボードを支えられるくらいのスチールラック拡張を印刷することが出来ました
![](https://assets.st-note.com/img/1707320309528-a7GOubdyr8.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1707320318302-nDTyPM8VoV.png?width=1200)
取付風景はこんな感じです。支柱の直径に合わせたので結構固く取り付けられます。
Twitterに取り付け時の動画も上げてます
はいいいい
— べんと (@vent0908) February 7, 2024
完成です。完璧です
ラック拡張最高です。
3Dプリンター https://t.co/spm3G7xUeu pic.twitter.com/h3nd0uZmVC
まとめ
・案外想像に対して、一筋縄ではいかない
・スチールラック柱に取り付ける工程で掛かる力の理解が足りなかったり
・検証がまだまだ甘い
・部品をそれぞれでテストをしていたが、結合した際のテストをスキップしていた…
というわけで以上。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
作った3Dモデルは後日Boothに出す予定…(気が乗れば..
おまけ
このパーツを使って色々置いてみた
リップクリームとか
前作ったラックにつけるパーツでまた作った
— べんと (@vent0908) March 13, 2024
なんでも置けるやん pic.twitter.com/uxvJhnzitL
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