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この瞬間自分が世界でただ一人になったら

たった今、この世の人間が消滅し、世界で自分がただ一人になったとする。
さて、ネクストアクションはどうするか?
そして、数週間後、数ヶ月後、数年後何をするべきか?
3人くらいのおじさん達と一緒に旅行先の温泉の露天風呂に浸かりながら、ぼやっと考えた。

具体的に10分くらいで頭を使って考えてみて欲しい。
人がいなくなるとはどういう状態であるのか。
自然の営みと人工物の脆さ。
いかに今の環境が恵まれているのか思い知ると思う。

私は心配性の性格がら、10年や20年先の長期スパンで物事を想像して逆算するクセがある。普段の勉強から人生設計まで全てそうする。

今回も然り、10年後生きていくためには何をすべきか、結局自分は20年後、そして100年後どういう世界にしていきたいのか?こんな問いを立てた。

私は考えた末、まず最優先に行うべきは人工授精であり、絶滅を回避し人類の総数を増加させることだという結論に至った。
マンパワーの圧倒的な欠如により人間の文明の後退は避けられないが、一都市のインフラや規制の機能確保や武力装備を行った上で、そのシステムをパッケージ化し、その他の都市にインストールしていく。

10年間で現在の文明を維持していくような人材(インフラ、物流、軍事、科学などを担う人材)を育成した上で、現存する世界各国の都市をずっと放置していては建造物がどんどん劣化していくため20年以内にはメンテナンスを開始し、30年後には教育機関を全世界共通言語にて完全オンラインで単一の教育を導入する。こういう大事にはボトムアップ型の教育が必要である。

こんなことを10分くらい考えていたが、そこでふと疑問に思ったことが一つある。

自分の生きる意義とずれていないか??

この前、自分の生きる意義を言語化していた際に、
まず個人の幸せ、関係者の幸せ、日本人の幸せ、人類の幸せという最初の前提というべき全体的な流れを思い浮かべ、最初は自分が幸せになることを目標におき逆算すべきだと考えていたが、
ヒトという種の存続に関わる場合、自分は人類が再び繁栄することが幸せかどうかに関わらず、迷いなくヒトという種の絶滅を避けるような生物の根源的欲求に沿うような行動を取ろうとしていることに気がついた。

ということは、結局、自分の人生はヒトという種の存続のコマの一つであるということなのだろうか。

まだまだ自分の思考は浅い。答えが見つかるのかはわからないが、少なくとも自分の中でまだまだ言語化できていないことはわかった。




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