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中国語を学んだ日々、思い出。そして少しの学びのコツ(3)*発音編

中国語教師でもないのに恐縮ですが、初心者で、これから中国語をやるよ!という方へ大事なコツというかポイントを1つ。

中国語のカギ、それは発音です。これを簡単にスルーしない事。
そう、私が全力で伝えたいのは発音の重要性なんです。中国語の命ですからね、発音は。ここを侮って先に進んでは絶対ダメ!  ダメ、絶対!!

中国語は漢字だし、何となくわかるので、ついつい発音が固まる前にすぐ文法に行きたくなるんですけど、絶対にダメです!

既に中国語を勉強されている方、特に仕事で使っている方はよくわかると思います。何でこんなに私は力説するか。

そう、発音が不安定な中国語を聞くのはとてもストレスなんですよ。
中国の方は尚の事です。聞き取りにくいから意味も分かりにくいのと同時に、超絶イライラするんですって、聞いていて。

私が前回、この中国語学校で超絶ラッキーな出会いがあったと書いたのは、この発音を徹底的に学んだからなんです。

今では大変有名になられたこの先生に、発音だけをほぼ1年間近くも学ばされる 学ぶことになるのです。

人によって骨格が違うので、発音の出し方は異なります。だから、中国語の本を買ってきてそのままやってみても、独学だと大体ちょっとヘンなんです。

その先生は我々の顔をつかむ勢いで、こんな口にしてみて、そのままイと言ってみなさい、エと言ってみなさい、このまま喉の奥からエと言ってみなさい・・と一人一人に対してやるのです。
そして、ピタッときたら、 それ!あなたはそれ!忘れない!! と教えてくれました。

でも数日すると皆忘れるので、またこの繰り返し。繰り返すこと約1年。。
自分の骨格に合った正しい発音の仕方を教え込まれました。

でもこんなラッキーなことはありませんでした。
当時より、中国語で仕事を始めてからの方がありがたみが身に沁みます。

何故ならこの発音のおかげで、日本人だと言うと驚かれるし、親しみを持ってもらいやすいのでスムースにコミュニケーションが取れ、仕事が上手く進みやすいんですよね。私はその度に恩師に感謝しています。

ちなみに私は後に留学するのですが、そこで中国語学科卒業の(大学院まで学んで)優秀な方と高級班でになりました。
論文は学校で一番でしたが、喋ると発音があまりにも不安定でほとんど通じず、授業中に何度も先生に聞きなおされた姿を見ました。本人はさぞかし悔しかっただろうと思います。
発音矯正さえできれば敵なしでしょうが、その時に発音を丁寧にやることの大事さを実感しました。それは後に仕事をしてからもよく思うことです。

なので、単語力や文法力も必須ですが、私としては先ずは発音!

特に初心者の皆さま。
自分の発音が安定するまでの間は、とにかく恥を忍んで、できれば日本人の方(なぜなら勉強をして身に付けた語学なので、他人に教えやすいので)に発音をひたすら聞いてもらって、正しいかどうかを確認する作業をお勧めします。

私自身への自戒もこめて、正しく丁寧に発音することの大事さ、忘れないようにしましょうね!

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