一生懸命になれるもの

息子が小学四年生になった。
今年度から小学校の金管バンドに入部した。
昨日は、初めての練習日。
担当の楽器はまだ決まっていない。
第一希望は、パーカッションにしたみたい。
ドラムが一番やりたいみたいだけど、
それは5年生か6年生しかできないんだそう。
『とにかく何でもいいから打楽器希望。
         目指せ、ドラマーだよ』
と息子は控えめに言った。

と、ここまで読むと自分からやりたい!と
金管バンドに入部したみたいに受け取れるけど
そうではない。
母親である私が、半強制的に入部させた。

息子は、なんというか。。
勉強にしてもスポーツにしても誰かに負けたくないとか
もっとできるようになりたいとか
そういうのがあまりなくて
まぁ、向上心があまりないというかとにかく現状維持派だ。
私は親として、これでいいのか?でもこれがこの子なのだから
広い心で見守ろうとかいろいろ心が揺れた結果
丁度良いタイミングで仲良しのお友達が金管バンドに入部する
情報を得て、息子にもおススメしてみた。
息子の返事は、『NO』だった。
私は、説得に入った。話し合った。やはり息子は首を縦にふらない。
そこで、
『金管バンドやりなさい!!やってみてダメなら辞めていいから!!』
と親の権限を利用してしまった。

息子には、普段の学校と家の領域からでてもう少し広い世界を見てほしい。
みんなで一緒に何かをやり遂げる事がどんなに素晴らしいのか、もっと知ってほしい。
心から楽しい!!と思える事に出会ってほしい。
一生懸命になれるものを見つけてほしい。

そんな気持ちがあって、少し興味がありそうなものを激押ししたというわけだ。

仲良しのお友達のお陰もあって、無事に入部届を提出した。
そうなると、息子の気持ちもワクワクしてきたようで
やりたい楽器まで見つけた。

昨日の初めての練習日は、見学や体力作りをしたとのこと。
帰宅した息子は
『はぁー疲れたけど楽しかった!』
と、かなーり満足気。
いいぞいいぞ。
私の気分も上々♪

息子よ、希望の打楽器になるといいね。
一生懸命になれるもの、見つかるといいね。
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?