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赤瀬川原平さん 台北ビエンナーレ2023に出展

赤瀬川原平さんが好き。赤瀬川原平さんは前衛芸術家で文筆家。
私は全く芸術家ではないが、文章を書くことが好きなので文筆家としての赤瀬川さんを私淑している。
2014年にお亡くなりになった時はショックだった。

もう赤瀬川さんの新しい活動に触れることはないのかと思っていたが、今年、未発表作品を含む写真展が開催された。

1〜3月まで六本木のSCAI THE BATHHOUSEで開催された写真展「日常に散らばった芸術の微粒子」である。

赤瀬川原平写真展「日常に散らばった芸術の微粒子」より
赤瀬川原平写真展「日常に散らばった芸術の微粒子」より


赤瀬川原平さんの活動をリアルタイムに知る最後の世代である6人の芸術家たちが、赤瀬川さんの写真作品をそれぞれ選び展示するという内容だった。

「赤瀬川原平さんの活動をリアルタイムで知る最後の世代」
それ私もそうだ。

残念ながら赤瀬川さんにお会いしたことはなく、作品に触れるだけの接点だった。

けれど自分は「赤瀬川原平さんの活動をリアルタイムで知る最後の世代」だと思うと、もう少しだけ接点が広がった気がして嬉しくなった。

私は某カフェで自作したアートと本のフリーペーパーを配布しているが、赤瀬川原平さんのことも書かせていただいている。
そちらで古本ではあるが赤瀬川さんの著書も販売し何冊か売れている。

赤瀬川さんの活動をリアルタイムに知るものとして次の段階に進んでいるんだと、この写真展で気づくことができた。

そして赤瀬川原平さんの活動はまだ続いている。
11月18日(土)から開催する台北ビエンナーレに出展するという。
あのSCAI THE BATHHOUSEでの写真展で展示された作品のなかからの出展のようだ。

今年初めの写真展をきっかけに、赤瀬川さんの創作活動から受け取ったものを次の段階に進めようと模索をし、写真なんかも撮ってみた。
その写真もそのうち載せたい。

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