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沼津の本屋さんで 赤瀬川原平写真展

静岡県の沼津にあるリバーブックスという本屋さんで開催されている赤瀬川原平さんの写真展へ。

沼津は私の地元。しかも赤瀬川原平さんは私が敬愛する方。これは行かなければと足を運んだ。

リバーブックスという名の通り、お店は狩野川の近くにある。沼津駅から歩いて10分程度。レトロな建物の小さな本屋だ。

お店に入ると手前が新刊本を売る部屋となっていて奥はギャラリー。
まずは奥のギャラリーで赤瀬川さんの写真展を鑑賞する。

展示は赤瀬川さんが1989年に沼津を訪れた時に撮影した写真を中心となっていた。

どの写真も赤瀬川さんだな、という視点。赤瀬川さんが面白いと思うものはいつも私の感覚に響く。

これは沼津のどこを撮影したんだろう。何となくどの辺りかはわかった。探してみたいけれど悪天候もありこの日は断念。
いつか探したい。まずはストリートビューで探してみようか。それは邪道かな。

店主さんと少しお話しした。
赤瀬川さんの奥様も先日はこちらを訪れたそう。

じつは私も奥様(たぶん)をお見かけしたことがある。赤瀬川さんの邸宅ニラハウスから出てきたのだ。
私は勝手にニラハウスを見に行っただけの身だったのでお声をかけることもできず。

写真をみた後は静岡産のほうじ茶を飲みながら、じっくり本を選ばせてもらった。

私の興味があるアート系、サブカルチャー(そう表現して良いのだろうか)系の本がたくさん。赤瀬川さんの写真展をやるだけはある。

本を2冊購入。
帰り道に気づいたのだが、そのうちの一冊の本の著者が、私の自宅のご近所の方だった。
仕事で関わりのあった方で著述業とは聞いていたが本を出しているとは知らなかった。
実はその方は先月ご逝去され、闘病しながらギリギリまで著述のお仕事をされていた。

このタイミングで思いがけず著書に出会うとは不思議なものだ。

いろんな巡り合わせがあって、濃霧の箱根を越えてまで行く価値が十分にあった。

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