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趣味で始めたつもりの占いを副業にしなければ、と苦しくなってしまった話

タロットと占星術を学んでいる綺羅と申します。
noteは登録して随分経ちますが今回初めて投稿します。

私はこれまでもInstagram、X、facebook、アメブロ等々、いろんなところで発信してきました。
私は文章を書くことが好きなので、昔から思いついたことや感じたことをブログなどによく書いていました。
しかし、占いのことを発信するようになって書く内容を無意識に制限しているような意識があることに気づきました。
そこで今回、このnoteの場で原点に返りたいと思い、投稿をしています。

今回は数回に分けてそこに至った経緯をお話させて下さい。

私は子供のころから占いに興味がありました。
でも自分の中でなんとなく「胡散臭い」と思われるんじゃないか、という思いがどこかにあって、占いが好きなことを友達や家族には言えずにこっそりと楽しんでいました。

当時はスマホもインターネットもありませんでしたので本屋さんでタロットカード付の書籍を手に入れた時はワクワクが止まりませんでした。

でもそれだけで占いができるようにはならず、すぐに挫折しました。それからもネットで分かりやすいと評判の本を買っては挫折し、ネットで見つけたかわいいカードを買っては挫折し・・・を繰り返していました。

毎回挫折するきっかけは「やっぱり霊感がない私なんかには無理なんだ」ということ。
タロットリーディングには直感とかインスピレーションということが必須のようで、その度に「インスピレーションとかわからない。。」とがっかりするのでした。

そんな私が40代になって再びタロット熱が上がった時に出会ったのがまゆちん先生ことかげした真由子先生の無料タロット講座でした。

まゆちん先生の理念、タロットに霊感はいらない、誰でも読めるようになる、という言葉に惹かれて有料講座である「タロットプロ養成講座」の受講を決めました。

私にとってはかなり高額な講座でしたので受講前に悩み、個別の相談会にも参加しました。タロットが気になり読めるようになりたいと思っているものの、「プロ」になるといった気持ちは全くなくて、それなのにこんなにお金をかけてよいのか?独学でYouTubeやサイトで学べるのではないか?とも思いました。
でもまゆちん先生から学びたい、という気持ちが強く、思い切って家族にも内緒で受講を決めました。

動画講座なので自分のペースでひっそりと楽しく学んでいましたが、モニター募集のためのコミュニティへのお誘いがあり、せっかくだからと参加してみることにしました。

最初はモニターを受けていましたが、鑑定をやってみたいという気持ちも芽生え、恐る恐る募集を始めました。

このコミュニティではプロデビューまでに100人モニター鑑定しよう、という目標があり、あくまで目安ですがまじめな私はどうせやるならば、とモニター100人を目指して毎月募集を続けました。

そんな中で同じ講座で学ぶ方々との交流が生まれ、モニターの中で雑談したり、お互いのSNSをフォローしたりということがあり、同じくタロットや占いが好きな同世代の方々との交流が始まりました。

中には私のようにプロを目指しているわけではない、という方もおられましたが、電話占い師デビューする方や、ココナラなど個人で活動開始する方などを目にするようになり、「副業」という言葉がチラつき始めました。

当時は会社員の仕事も定時で終わるし、休みも取りやすく気持ち的にも余裕があったので、夜の空いた時間などに電話やメールで鑑定して月数万円でも稼げたら講座の費用がペイできるかも、なんて簡単に考えていました。

もともとネットでの発信に抵抗はありませんでしたのでインスタのアカウントを作り、楽しみながら発信を始めましたがフォロワーも増えないし、鑑定の依頼も来ません。

コミュニティのメンバーが次々と結果を出していくのを目の当たりにして焦りが生まれ、いろんなプラットフォームに登録したり、standFMで音声発信をしたりとやってみても何も結果は出ず、それ以前に自分の鑑定に自信が持てずモニター募集をするたびに落ち込んでいました。

特に悪いフィードバックをもらうことはなく、むしろお褒めの言葉をいただくことも多かったのですが、どこか深いところに響いていない、という思いが拭えず、自分に何が足りないのか、どうすればよいのか、と悩み、違う占術に走ったりと迷走し始めました。。

でも自信がないといった発信をすればそんな人に鑑定をお願いしたい人はいないので、そんなことは書けない。
何を書けば良いのか、書きたいことではなく依頼してもらえるような発信を・・・と思えば思うほど、気持ちと書くことが乖離している気がして、嘘は書いていないけれど本音は書けない、という状況になっていました。

そんな時、2023年7月の人事異動で本社へ異動となりました。
初めての本社勤務は想像を絶する激務で、しばらくは占いどころではなくなってしまいました。

その頃迷走した私は占いビジネスの講座も受講していて、ココナラで少しだけ鑑定が売れて、そろそろ自分のサイトを構築しようとしているところでした。
でもそれも中断するしかありませんでした。

新たな環境での慣れない仕事で体にも異変がでるほど追い詰められていましたが、それでも細々と動画講座を視聴して学びは続けていました。
そして仕事の極度のストレスが占いの学びによって少し緩和されていることに気づきました。
忙しくても時間がなくても、占いの学びは楽しくて夢中になっていると少しの間だけ嫌なことを忘れられる気がしました。

とはいえ、学んでいるだけではお金にはならず、私は何のためにお金をかけてまで学んでいるのだろう、とビジネスにできていないことに挫折感を味わっていました。

そんな時、ビジネスの先生に相談すると「今はインプットの時期と割り切っては」との言葉をいただきました。
そもそもビジネスにしたいと考えたのは今の会社を退職した後のセカンドライフとして考えていたからでした。
その基盤を時間があるうちに少しずつ用意しておきたいと思っていたからでした。

正直、会社員の収入だけで生活費と講座のお金などはなんとかなっています。副業をしなければならない理由は特になく、ただ他の受講生さんの活躍を見て羨ましく感じていたのと、会社から給料をもらうだけで自分の力で稼げていない、ということに負い目を感じていました。

会社での仕事は社会で見ればなんのスキルでもなく、会社から離れた私は1円だって稼ぐ能力がない、ということに怖さを感じていました。
なので躍起になって自分にそれができることを証明したい、できるようになりたい、という気持ちが強く、占いで誰かを鑑定して喜んで欲しい、といった気持ちとは違うものになっていました。

ビジネスの先生の言葉で、今はその時ではない、今はそれでいいのかもしれない、と思えるようになりました。

長くなったので次に続きます。


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