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Windows 7, 10で時刻更新の頻度を変えたい時はどうするか?

アマチュア無線で、最近流行りの交信プロトコル "FT8"。
たくさんの方が通信していて、さっくり通信が始まって、完了して、国内はおろか、海外ともたくさん通信ができる、のに、外国語ができなくてもいい。
楽しいですね〜、JTDXとかでマウスカチカチやってるだけで、2022年10月23日から11月19日まででなんと867通信!ビックリです。最遠方はブラジル、リオデジャネイロ!地球半周を達成してしまいました。

ただ、このプロトコルは、世界中でUTC毎分0秒、15秒、30秒、45秒から送信開始、次の15秒は応答待ち、次の15秒で返信、また15秒で応答待ち、というシーケンスを続けるプロトコルで、パソコンの時計がUTC(協定世界時)と1秒未満の誤差じゃないとうまいこと働いてくれないのであります。
普通にパソコンを立ち上げると、マイクロソフトのntpサーバ(time.windows.com)に問い合わせに行って時刻を合わせるのですが、きくせんせいの使ってる古いパソコン(Core2duo E7300)とか、時刻合わせても数時間で時計がずれるんですよね〜。JTDXに時計を合わせろ〜と指摘されて、こちらもregedit使ってもっと短時間で合わせる設定にしてるつもりなのに、「日付と時刻」を見てみると、確かに合わせてない。
いろいろ調べると、皆さんいろいら工夫しておられるのですが、16秒やら32秒やら64秒やら、パラノイア的に短時間で合わせる処方は誰も書いてないんですよね。
どうやっても1024秒(17分4秒)より短くできない。

これは、へたに短い間隔で設定できるようにすると、外部のntpサーバや経路に異常に負荷をかけてしまう事になり、みんなの不利益、結果として自分の不利益になるためなのです。しかし、きくせんせいのように自宅内にntpサーバを持っていると自宅内だけで時刻問い合わせが完結して、ネットワークに負荷をかけることもありません。
何とかならんか?と調べた結果、Windows 7、Windows server 2003、Windows 10でこの目的を達成することができました。Windows 7はけっこう同期できないことがあるのは謎ですが…

だれでも彼でもやられては困りますので、有料にします。ホンマに困っている人だけ見てください。ただし、自分や、自分のネットワーク内にntpサーバを持っている人限定です。ntp.nict.jpやらtime.windows.comやらtime.nist.govを見に行く人は使ってはいけません。おとなしく1024秒で我慢してください。

外部のサーバに1024秒未満の同期をかけないよう、お願いいたします。
(ダメ、ぜったい)

やってみたい人は
GPSを時刻ソースにしたntpサーバの構築
(raspberry pi ラズパイに構築)や
ubuntu desktopにUSB-GPSをつないでntpサーバを構築してみましょう
とかを見て、自前のntpサーバを建ててから、そちらに同期をかけてくださいね。(宣伝)

参照サーバの指定

すべてのWindowsで
コントロールパネル
>日付と時刻>インターネット時刻>設定の変更>インターネット時刻サーバと同期するにチェックを入れます>サーバー欄に記入、拙宅は192.168.1.56とか192.168.1.117が宅内のntpサーバですのでこれを記入しています。外部のサーバを書かないように。
今すぐ更新ボタンを押すと、
「時計は正常に2022/11/20に192.168.1.56と同期しました。」
と表示されると思います。

Windows 10だと
設定>時刻と言語>日付と時刻>別のタイムゾーンの時計を設定する>インターネット時刻>ここからあとはコントロールパネルと同じです

別のタイムゾーンの…なんて、分かりにくいところに設定を持ってくる意図は「MSの考えることはわからん」としか言いようがありません。

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