独立したいのに迷っている……など、人生の挑戦への向き合い方
こんにちは、かやんぬ(@kaya_uni)です。
みなさま、今の暮らしには満足していますか? 点数をつけるなら何点くらいですか?
私の今の暮らしは80点くらいです。
やりたいことの量に比べて時間が圧倒的に足りずに日々やり残したことが溜まったり、子どもたちが秒速で散らかすので片付けても片付けても片付かない悩みを抱える日々ですが、それでもかつての自分が描いていた「自宅で自由に働き、ある程度の収入を得ること」は叶っています。
働く時間も内容もすべて自分で決めれる
時給単価を高めに設定しているので働く時間を短くしてもある程度稼げる
勉強時間も作りやすい
子どもに何かあったときに対応できる
また、今年診断士に合格したことにより、以前から考えていたサービスをしっかりと作り込むことで来年以降、さらに多くの方を支援させてもらい売上を上げることもできるのでは?と考えていたここ最近です。
この日々の延長線上に、以前から挑戦したかった財務会計コンサルタントの仕事も増やし、子どもたちが大きくなったら大学院に行きたい、という目標も持っています。
そんな感じで、特別大きな変化はないまでも、小さな挑戦を積み重ねながら幸せな日々が続いていくのだと思っていました。
が、今週の火曜日、仕事で思わぬ提案のお話をいただきました。
それは、とてもチャレンジングで挑戦する価値のあるご依頼のように思える一方、いまの自分には重すぎる依頼のように見えて、どう決断するかをずっと悩んでいます。
大きなリスクをかけた決断をしたことがありますか?
私は開業して7年になるので、「独立を決断する勇気がない」と相談されることが多々あります。
「独立する必要がないほど、恵まれた環境にいらっしゃるってことですね」とお返事するのですが、私が独立する時には、独立を決断したわけではなくて独立しか方法がなかった、が近いです。
また「独立することで失うもの何もない」状況にいたので、独立をあえて「決断」するほどの必要もなかったのです。
会社の報酬に納得していなかった
会社に所属していても社保に入っていなかったので自分で払っていた
そもそも続けるのが困難になっていた(子育てとのバランス)
それでも毎月決まったお金が入ってくるのは魅力でしたが、それ以上に自分でやった方が稼げる自信はありました。なので、失うものがなかったのであっさり独立できたです。
そう考えると、私は人生であまり挑戦をしていない気がしてきました。
「中小企業診断士、取ったのに?」と思われた方もいるかと思いますが、資格を取得することは挑戦ですがリスクはありません。
試験に落ちることはリスクではなく、ただ「まだ勉強が必要な状態」になるだけで、それによって何かを失っているわけではありません。
確かに、家族と過ごす時間などを犠牲にしているかもしれませんが、自分が休もうと思えば資格の勉強は休めるし減らせるし、家族を失うほどのリスクではないんですよね。
では、大きなリスクをかけた決断とは何か?
今の職場が人間関係や収入面で安定しているのに、キャリアアップのためにする転職
今の職場が好きなのに、「やってみたい」を理由にする独立
とか。今が良い状態なのに、さらに良い状態を求めて挑戦する状況、のような感じです。
「割とよい今」という状況を捨てる、というリスクを踏まえても、一歩踏み出すほどの挑戦を選ぶことには「決断」が必要です。
私はいま、この状態にいます。
今の働き方はすごく好きだけれど、より大きな何かを得るために、提案を受けるかどうかを悩んでいる、という状態です。
選べない選択肢を選ぶための思考の流れ
この悩みに対して、私がどんな角度から考えてみたのかが、誰かの参考になるかも?と思ったのでまとめます。
今の自分にとってもっとも大切なことは何か
最初に思ったのは、「今の自分にとってもっとも大切なこと・優先したいことは何か?」です。
答えはやはり明確で、子どもたちとの時間を大切にしたい、です。
そのためには、会社員というような形ではなく、今のように、ある程度自由のある環境で働く必要があります。
今現在、私が仕事にあてられる時間は週22時間程度です。
逆にいうと、今はその時間内で仕事が収まるようにコントロールできている、ということです。
働き方を変えることにより、子どもたちと過ごす時間が減ること、家事ができずにストレスになることなどは、今の私にとっては避けたい自体なので、辞退した方がいいだろうな、と考えました。
将来の自分はどうなっていたいのか
次に、私の理想の将来像を考えてみました。
現在ではなく、将来的にどこを目指すかによって、今選ぶ選択肢が変わってくると考えたからです。
将来の私は、今の自分が思い描いているこのままの延長線上で生きていきたいのか?
降って湧いたような話だけれど(実際はそんなことなく、しっかりと評価していただいているのだと思います)、頑張ったら掴めるかもしれない、今までの私には想定していなかった場所に立っている未来を迎えたいのか?
どちらの自分になる道を生きて生きたいのか?を考えてみました。
私は後者の自分の可能性にワクワクしているのだと思います。
子どもが同じ立場に置かれていたらなんと声をかけるか
もう一つ考えたのは、子どもが同じ立場に置かれていたらなんと声をかけるか、です。
よく親が子どもに「挑戦しなよ!」「やってみなよ」と言うのを目にします。
私も子どもに「やる前から『できないできない』言ってないで、やってみなよ!できたかどうかよりも行動したことに価値があるんだよ」と教えています。
それを言っている親である私が、挑戦できるチャンスが目の前に転がっているときにみすみす諦めたら、これから子どもたちに「挑戦しなよ」とは言えなくなるな……とも考えました。
コーチングのコーチに相談してみた
私のコーチングのコーチは、1人で売上数千万円を稼いでいる女性起業家でありコーチです。その方に相談してみたところ、コーチングではなくアドバイスをされました。
また、コーチング中に私がポロッと
と言葉にしました。
するとコーチから言われたのがこちら。
「それは、元カレに新しい彼女ができたのと一緒だね。自分にとって必要なものではないけれど、人のものになるのは悔しいみたいな」
私「私、初めての彼と結婚したのでわかんないっす……」
コーチ「子どもが、今遊んでないおもちゃを他の子に取られて取り返したくなるのと一緒!」
と言われて、ものすごく腹落ちしました。
次男が遊び始めたおもちゃを見て、いつも長男が次男から取り返そうとして喧嘩になっているのを目にします。それと一緒、ということ。
つまり、この考え方は選択する際の基準にならないので1回捨てた方がいいということでした。
「選択」と「決断」は違う
こんなことを考えているなかで、1冊の本を読んでいると、私と同じような状況に置かれた女性の話が載っていました。
その後、読み進めていると以下のような解説に出会いました。
今週の私の状況では、「ある方からある提案をもらった」という状況だけなため、それ以上の情報がなく「決断」を迫られている状況にいることに気づきました。
自分で考えていても不確実性が高いため、
先方がどこまでを期待しているのか
どのくらい時間を使うのか
先方の期待に応えられる状況に私がいるのか
がわからない、という状況なので「選べない」状況になっていたようです。
「選択」をするために、最終的に私が決めたこと
こんな思考を経て結果、私が選んだ手段は「決断」ではなく「選択」ができる状況に持っていくことです。
私が今回の挑戦にあたり、主に不安に思っていることは以下の3点です。
使える時間が少ないことによって迷惑をかけるのでは?
このまま自分の事業を育てた方がラクで収入が良いのでは?
金銭面でかける額への不安
この不安を拭って挑戦することを決めるために、次回の打ち合わせまでに「私側の希望をまとめて相談をすること」にしました。
現実的に私が使える時間
代わりにできること
必要な報酬
お願いしたいこと
最も避けたいのは、気持ちだけで動いて、相手にとっても私にとっても「こんなはずではなかったのに!」という状況になること。
起こりうるかもしれない最悪な状態までを想定して、私の状況を理解したうえで、それで先方が「この条件では無理だな……」と思われた場合には、
最初から私には無理な話だったと思えるし、逆に状況を理解してもらえた場合には、今の私の自由や可能性と引き換えにしても挑戦したいものであると思いました。
そのため現在、打ち合わせに向けて資料作成中。
私、診断士になってからずーーーーーーーーーーと資料作ってるなぁ、と思う日々です。でも楽しい!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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