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なぜ私は日本維新の会を選んだのか。

私は2016年まで2期参議院議員を務めました。今回、私が日本維新の会に合流し、政治活動を再開した理由は、日本維新の会が改革保守を掲げ、自民党に替わる選択肢を提供できる政党だと考えたからです。

1.議員自らの身を切る改革を実現したい


日本維新の会は、議員報酬の自主的な2割削減や、企業や業界団体からの政治献金をお断りし、議員自らの身を切る改革を進めています。これはかつての事業仕分けやみくもな支出カットなどの緊縮財政などとはまったく次元の違う話です。われわれは、議員定数の削減や自主的な報酬のカットと文書交通費の使途の公開、徹底した行政改革の実現を行い、議員が政治活動によって様々な不当利益をむさぼることのない仕組みを作り、政治に対する信頼を少しでも取り戻したいと考えています。
特に、企業や業界団体からの政治献金は、最近、クローズアップされているパーティー券のキックバックや報告書への不記載を通じて裏金を生み出し、選挙違反や脱税の温床となっています。今、政治とカネの問題に終止符を打つためには、既に日本維新の会が自主的に行っているように企業や業界団体からの政治献金を全面的に禁止することが必要です。

2.日本経済の宿題を解決したい


株価がバブルの最高値を34年ぶりに更新しました。素晴らしいことですし、安倍晋三総理がイニシアティブを取った「日銀による異次元の金融緩和」は続けなければなりません。一方で、米国の株価は同じ34年間で、約13倍にもなっています。なぜ日本にGAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)のような世界経済をも牛耳る程の超巨大IT企業が生まれてこなかったのでしょうか。日本人の能力が劣っているからではありません。この間の国の政策が既存の企業や業界団体の利益を図りすぎて、現状維持の政策に陥っていたからです。
今の日本の課題の多くは、既得権に基づく現状維持の政策から生まれてしまっています。政権与党は政治とカネの問題でも明らかなように、特定の人々の利益の実現にのみ目を向けてきました。その結果が、膨れ上がった官僚組織とわが国の失われた20年といわれる経済の低迷です。「まずは減税」を実現し、景気を良くし、手取りを増やし生活を少しでも楽にしたいのです。年に一回は家族旅行に行ける、月に一回は外食ができる、ささやかではありますが、そうした生活のゆとりを生み出したいのです。

3.改革の大義を守りたい


政権与党の中堅、若手からは、政治資金規正法に連座制を導入する提言などしばしばわれわれと同じ提言が出てきます。しかしそうしたまともな意見は、党内の上層部の幹部や重鎮が自分たちの利益に合わないとして握りつぶしてしまうのです。今の与党では改革を進めることができません。既得権を打ち破る政策を出せば、既存の企業や業界団体などとは利益が対立し摩擦を生むことでしょう。しかし、摩擦を恐れ、新しい政策がなければ米中をはじめとする海外との差はさらに開いてしまうでしょう。また同じ過ちを繰り返すのでしょうか。
現状維持の政策しか打ち出せない霞が関官僚や与党に替わり、もう一つの選択肢を提供できる保守政党を作りたい思いで私は日本維新の会に合流しました。どうか日本維新の会とともに日本を変えていきましょう。


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