【理想と現実を繋ぐ二の矢】2023 J3第1節 岩手×愛媛FC【新生 良香グルージャの完成形を探る①】

始めまして!
始めにこのコラムは「マッチレビュー」「戦術分析」「感想戦」といったものではありません。試合中の一部分にフォーカス当て、松原良香監督がどんなチームを作るろうとしているのか?を考察していくコラムとなっています。
まぁ素人の妄想ですので肩ひじ張らずに見てってくださいな。



①開幕前のキーワード・情報まとめ

①-1 就任会見

「攻撃的にプレーする」
「圧倒するサッカー」
「ボールを大事にする」
「ボールを持たれているのではなく、持たせているという概念でプレーする」
「攻守にアグレッシブに、攻撃的に行くチャレンジする」
「前線でハイプレス闘う姿勢(即時奪回)」
「観ている人が喚起するのはゴール」
「4局面+セットプレーの重要性」
「4バック採用。それ以外はチームの特性を見てから」

就任会見より

上記が松原監督の就任会見からの抜粋となる。ベールに包まれていた松原監督のサッカー哲学だが、その一端がうかがい知れる会見となった。
要約すれば「攻守に意図を持ってアグレッシブに!」「ゴールを目指し圧倒的に圧倒する!」、これらのテーマを実現するために4バックとポジショナル風味で味付けするイメージだろうか。

①-2 キャンプ&トレーニングマッチ(TM)

シーズンオフの情報はごく限られたモノに留まった。キャンプにおける戦術に繋がりそうな情報はほぼシャットアウトされており、TMにしてもゲームの内容に関するものはほぼ無かった。

①-3 開幕直前

前項で述べた通り、開幕を目前にしても情報はごくごく限られたものに留まっていた。そんな状況下で、開幕前々日にTwitterにて有志のグルージャスペースが行われた。そこで予想されたスタメンが以下の図である。

開幕前々日にTwitterのスペースにて予想されたスタメン予想

配置は昨秋のTMで採用された433。GKと最終ラインは前評判が高い新加入の4人を推す声が多かった。中盤は数少ない紙面に情報の出た和田・中村とアンカー適性のある弓削。前線3枚の候補は絞り切れない。といった声が主流であった。
戦術的な話題として挙がったのは「保持(とビルドアップ)に関する期待」や「即時奪回」、「ブロックを組まされた時の不安」「前年までとは真逆のサッカーに対する期待と不安」あたりが多く話題にあがった記憶がある。
個人的には短い準備期間で高い完成度は難しいと考えており、その中で昇格候補の愛媛相手にどこまで出来るか良い試金石になると考えていた。
そして期待と不安が半々の中、開幕戦がやって来る。

②スタメン


非保持4-4-2
保持の際の配置は流動的

思いのほか想定外のスタメンとなった。特にCFはクリスを押しのけドドがスタメン奪取。WG役には宮市が抜擢。スタメン筆頭と思われていたCBヨンジはベンチ、キャプテンのIH中村はベンチにすら入らなかった。
他にもスタメン候補のFWヒョンスはベンチ外、序列が低いと見られていた新加入の水野や佐藤がベンチ枠を勝ち取った。

③試合開始

脇道に大きく逸れてしまったが、本題に戻そう。そう、今回のテーマは「新生 良香グルージャの完成形を探る」である。
そこで、今後グルージャの完成形を探る上でキーになりそうな事柄を抜き出していきたい。

③-1予想外のロングフィード

③-2 保持と前進に関しての仮説


③-3 インテンシティについて

③-4 チームビルディングに関して


④総括(という名の雑感)

そう、時間切れである。唐突にnoteを使いたくなり、前日に書き始めたら終わらなかったのである。The無計画。
とはいえ、まだ終わったの1試合のみ。何も分からないし、結論も出ないのでnoteの完成度もこんなもんで良いか、と自分を納得させてみたり。

一応の締めとして雑感だけはたれ流しておく。
前線へのロング~ミドルフィードの印象が強い試合ではあったが、やはり所々にボール保持をしたい意思が垣間見えた。
ただ、それ以上に感じたのは今後ボール保持をするにあたって出てくる課題への解決方法を、先に仕込んでいるのではないか?という感覚だ。
例えば自陣での組み立てに対して、前プレや横圧縮でハメてくる敵に対しての「プレスの矢印を折るロングフィード(疑似カウンター)」と「敵DFの1stライン突破」、「逆サイドへの解放」の仕込み。
例えばマンツーマン気味にハメてくる敵に対しての「数的同数での攻撃」。この辺りは今後ぶつかるであろう課題に対して、先手を打っている印象があります。それはそのまま、相手が出してくるじゃんけんに対してカウンターの手札を持つことと同義だ。
もちろん、「開幕戦」「優勝候補の愛媛FC」「前プレなどアグレッシブな敵」という要素を鑑みて、リスペクトやリスク管理をした側面は間違いなくあるでしょう。
それでも私は、ボールを保持したいという「理想」と、その対策に出てくる敵という「現実」を超えるための布石を初戦にして打ってきたと考えています(多分に願望交じりですが…)。

何はともあれまだ初戦が終わったばかり。
試合ごとに新生グルージャの完成像に迫っていければと思います。





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