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フィンランド遠征①

Saimaan Hiihtosuunnistusviikko

フィンランド南部のImatraとLappeenrantaで開催されたスキーオリエンテーリング4日間大会に参加してきました。初めの2日間がworld ranking eventです。

レースの振り返り

1日目スプリント

1番コントロールの脱出までの間にミスりまくって (なんとも簡単なミス!)、1分後スタートのFIN代表選手に数秒差まで追い付かれる (ここで21位/27人)。しかしそこからは良いレースができた。常に後ろにその選手の気配を感じるも、完全に追い付かれることなく最後は1秒差でゴール (14位)。

2日目ミドル (パシュート)

この日は28人中9位。4日間の中では比較的ナビゲーション負荷が小さかったので走力勝負になったのかと思う。あとは細かい地形読もうとすると大変だったけどそれほど重要ではなかった。めちゃ寒くて手が軽い凍傷になった。最後フィンランド人、リトアニア人、エストニア人と4人のパックになったが、その時には身体が冷えて動かなくなっていた。スプリント勝負で3番手になったのが悔しい。

3日目ミドル

短めのミドルで、各レッグもスプリント的なのでせわしないナビゲーションがずっと続く。会場周りはモトクロス競技場、東側の平らなエリアのバタフライは2年前に行ったウメオのWcupミドルにそっくりだった。自分の中ではバタフライはそこそこうまくいって後半失速した気がしていたが、ラップを見ると逆だった。フィンランド人らは平らなところに慣れていてとても速いのだろうか。順位は11位/27人と平々凡々。

4日目ミドル

前日のエリアが拡大されて1:10000になった。前半はドカンドカンとルートチョイスが続いて後半はナビゲーションが大変きつい。4日間の中で一番難しいコースだった。△→1のルートチョイス、左 (単純に走力でゴリ押す)、右 (最後の登りを頑張る)、真ん中 (モービル道で最短) があると思うけど、私ははじめ右を選んだものの途中で最後の登りが遅い気がして日和って真ん中に戻るという愚行を犯した。何も良いところのない虻蜂取らず言語道断ルートで第1コントロールビリ (25位)。そこから頑張って、13コントロールまでで11位に上げるが、モトクロスのグネグネ (1:10000!) でわけがわからなくなってしまい結局16位に終わる。やけくそのラスポゴールは1位だった。3日目まではそこそこやれていたと思うが最後に世界レベルを突き付けられて終わった。

4日間の総合結果・合計タイム

全日程出走した24人中13位。最終日が一番長いのでそれが効いています。そろそろ完勝したいと思っていたバルト勢に僅差で負けているのが悔しいです。願わくば今季の終わりには前3分くらいにいる有象無象から抜け出したいところです。

フィンランドでの生活

大会エリアはSaimaaという大きい湖の畔に広がっています。
かちんこちんなので湖の上を自由に移動できます。
太陽の南中高度はこれくらい。日中でも気温が上がらず寒いです。(-25℃)
Imatraでは街中にこんなクロカンコースが整備されています。
スーパーまでスキーで買い物に行っていました。
泊まっていたホステル
1階はカフェになっています。MunkkiというドーナツとSekamehuという温かいジュース。フィンランド人はスキーで出かけてカフェでおやつを食べて楽しむそうです。
19億年前の海底の堆積物が変成してできたmica gneissと呼ばれる石です。
https://www.saimaageopark.fi/en/geopark-tells-the-story-of-saimaa/

次はワールドカップ@ブルガリア!

4日間の大会、その後のトレーニングは素晴らしい経験でした!正月早々からフィンランドくんだりまで来て良かったです。
Imatra出身のユニバーシアード金メダリストLiisa選手と友達になって大会までの送迎などとってもお世話になりました。
レース後にフィンランド人とルート談義をしたのも楽しかったです。O-mapは世界共通言語、通じるものがあるとコミュニケーションも弾むものです。

Photograph by Virpi Juutilainen

さて、これをヘルシンキ空港で書いています……

……あれ?もうブルガリアに来ているはずじゃ?

……はい、いろいろあり、空港ですったもんだした挙句ヒコーキに乗れずにヘルシンキで1日足止めです。ブルガリアのルールが、私がフィンランドに来てから変わって、今日はヒコーキには乗れるがブルガリア入れるかわかりません。どうなるでしょうか!

追記:無事入国できました。ブルガリアでトレーニングを積んでいます。

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