悩むあなたへ
とりあえず紙とペンを用意して。
悩みの全てを書いてみよう。
ここで注意すべき点は、綺麗に書こうとしないこと。
かっこつけないことが大事だ。
文章を書く時、最初からやたら綺麗にまとめて書こうとする人がいる。
でもそれじゃダメだ。
だってそんな綺麗じゃないはずだから。
そんな綺麗にまとまっていたら、それは悩みじゃない。
難しいことだから、悩みなんだよね?
複雑なら、複雑なままでいい。
まとまっていないなら、まとまっていないまま、思い付いた順に書き出すといい。
そうすれば、書きながら何に悩んでいたのか、本当の悩みの種が見えてくるはず。
なぜなら、書くことは考えることだから。
考えてから書くんじゃない。
書きながら考えるんだ。
「ああじゃない、こうじゃない」
「こっちの方がいいんじゃない?」
「それなら、どうすればいいんだろう?」
と、書いては消してを繰り返して考える。
自分に問いかけるように書く。
つまり、自分に相談するんだ。
きっと人に言えないこともあると思う。
たとえどれだけ親しい人でも、悩みの全てを話せる相手なんて少ないはずだ。
でも、自分であれば、ありのままの自分をさらけ出せる。
仕事や学校での不満や不安、お金のこと、将来のこと、体のこと、恋愛、友人関係、何だって親身に考えてくれる。
とことん相談に乗ってくれる。
嫌な自分も、弱い自分も受け入れてくれる。
だって自分自身だから。
実際に私は、毎日紙に考えを書く。
A4のコピー用紙や、学生時代使っていたノート、何かでもらったメモ帳、チラシの裏紙など。
とにかく書く。毎日書く。
誰かに見せる為じゃない。
それは、もはや日記ですらない。
書いたら取っておくものもあれば、捨てるものもあるよ。
それでも書く。
書くことは考えることで、
考えることは書くことだから。
書くことによって考えは深まり、あなたの悩みの答えが出てくるはずだよ。
とにかく、紙とペンを準備して。
思いの丈を書いてみよう。