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ちょっとビックリ!

今朝の通勤のとき、左斜め前に立ってつり革に掴まっていた女性が突然私を振り返った。
その時、私は左手に荷物を下げていたので、それが当たって痴漢をしたと誤解されたのではないかと判断した。
だが、左手の荷物はその女性まで届いていない。

ならば何だ?
どうして突然私を見る?

周囲を見ても、その女性に一番近いのは私だ。
誤解されるのは私しかいない。
鼓動がやけに大きく感じられる。

だがよく見ると女性は目の前に座っている知り合いの声を聞こうと、耳を向けていただけだった。
車内で迷惑にならないよう小声で話すため、耳を近づけていたのだ。

安心した私。
車内の空調がやけに涼しく感じられた。

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。