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ジャンカーの楽しみ

ガジェッターにもいくつかの種類が存在する。

色々なガジェットを収集する「コレクター」や、あえて不具合のあるものを手に入れて直す「ジャンカー」などだ。

とくにジャンカーは「そのままでは使い物にならないが、自分が手をかけることで使えるようにする」という楽しみ方が存在する。だがテクニックが伴わなければただの「ゴミ」を収集するだけになってしまう諸刃の剣。

パソコンの場合「パスワードロックがかかっているため」という理由で非常に安く植われていることがある。この「パスワードロック」も詳しくは数種類あって、「1)OSのログインパスワード」「2)BIOSパスワード」「3)本体起動パスワード」などが存在し、後者に行くほどやっかいだ。とくに3)は解析用の特別な機械がないと解除できないので私にはどうしようもない。

2)はネットで情報を調べると解除できる方法が公開されているときもあるし、BIOSの設定や、OSのインストール状況によってはそのまま使い続けても問題ないときもある。

1)はOSを再インストールするなどで初期化する方法がある。またWindowsなどならば「ログインパスワードを解除するソフト」なども存在する。

今回、なぜこんな記事を書いているかというと、「ログインパスワード解除ソフト」を試してみたからだ。

Yahooオークションなどには「ログインパスワード不明のためジャンク出品」というノートPCやタブレットPCを安く見かけることができる。その中から「Windows10だが、ログインパスワードがわからず先に進めない」というタブレットを見かけて購入した。5千円ほどだった。

落札完了後、品が届くまでの間にパスワード解除ソフトを用意します。私が今回使ったのはLazesoft Recover My Passwordというソフトです。

空のUSBメモリーが必要なので、別途用意しておきましょう。

ソフトをダウンロードしたら、これをUSBメモリに書き込みます。

やり方は簡単で、アプリを起動するだけで解除ソフト入りUSBメモリを作成してくれます。

本体が届いたらタブレットにUSBをセット。ちなみにタブレットだと他の入力手段が必要なのでUSBハブなどを使って、キーボードもつないで起きましょう。

また端末の設定によってはUSBからの起動が防がれていることもあるので、その場合はBIOSの設定を変更します。(ここでBIOSパスワードロックがかかっているとアウトです)

用意ができたらLazesoft Recover My Passwordから起動。少し待つと、シンプルなGUI画面になります。ここでアカウントを選んで「RESET / UNLOCK」ボタンを押し、パスワードを解除していきます。管理者用であるadministratorのアカウントがあるならば、最低限それを解除するだけでも十分です。

あとはUSBを抜いて再起動すれば、パスワード無しでログインできました。

これでどうしても欲しい機器が「ログインパスワード不明」で安く売られていた場合に手を出しやすくなりますね!

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ちなみに私が手にしたのはChuwi Hi10 Airでしたが、これには専用キーボードが用意されているので、後日入手して、2in1として使えるようになりました。Hi10Airとキーボード合わせても1万円以内。良い買い物になりました。

電車の中でビュワー用途のときはタブレットスタイルに、noteの記事作成にはノートPCスタイルに。良い感じです。



ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。