宝石物語 〜霊性を高める宝石「アメシスト」〜
地中深くからマグマにのって地表に現れる “宝石” (鉱物)は、地球からの贈り物。
この小さな結晶には、たくさんの愛と宇宙の叡智が詰まっています。
そんな宝石の特徴を「宝石物語」としてまとめてみようと思います。
古より、お守りにしたり神事に祀られたりしてきた歴史がある宝石。
それからもわかるように、古来から石には “特別な力が宿る” と考えられてきました。
パワーストーンの効果は、その石とそれを持つ人との相性や関係性によって作られていくもの。
そのため、こちらににまとめた内容は、一般的な特徴としてお楽しみいただけたら嬉しいです♪
霊性を高めてくれる 「アメシスト」
ギリシャ語の「amethystos」(酒に酔わない)を語源とするアメシストは、2月の誕生石で、和名は「紫水晶」。
石言葉は、高貴・誠実・調和・心の平和。
紫色は、第7チャクラのカラーであり、高次の波動と同調しやすい色です。
そのため、古来から高貴で神聖な色とされてきました。
この色は、青と赤を混ぜて作られることから「冷静と情熱の石」とも言われます。
「青」は冷静さや知性を象徴する色であり、
「赤」は行動力やエネルギーを象徴する色。
一見すると相反する特徴ですが、
リーダーや、大きな目標に向かって進むときなどにあなたをサポートしてくれます。
●アメシストを持つことで得られる効果
アメシストのサポートによって、感情のコントロールが上手くなり、落ち着きを取り戻すことで、心に安らぎと平穏をもたらしてくれます。そして、本来の魅力や能力が引き出されます。
また、この石を身につけていると、視野が広がり、インスピレーションが沸き起こってくると言われています。
その閃きが、稀に霊的な目醒めをもたらし不思議な体験をすることもあるため、瞑想するときに傍に置くと良いでしょう。
ネガティブな習慣や思考癖を浄化し、本来の尊いあなたに戻る手助けをしてくれます。
●アメシストに惹かれる人の特徴
・物質的なものより、精神的な満足を求める傾向がある。
・知識を深め、己を知り、自分を高めたいと思って試行錯誤している。
・目の前の出来事よりも、その事の本質に目を向けている。
【アメシスト物語】
悪戯好きの酒と豊穣の神バッカスは、ある時酒に酔った勢いで、家来のバッケー(豹の姿をした酔っ払いの猛獣)たちに、命令します。
「これから出会う最初の人間を食ってしまえ」
そこに通りかかったのが月の女神(ディアナ)に仕える清純なアメシスト。
獰猛なバッケーたちがアメシストに襲いかかります。
襲われる瞬間、逃げる間もないアメシストは、両手を合わせ女神ディアナに祈りを捧げるように叫びました。
その瞬間、天から月の光がアメシストに届き、美しく透き通った水晶に変身しました。
バッカスはそのあまりの美しさに、自分の犯した罪の深さをに氣づきます。
そして、透明な水晶に葡萄酒をかたむけながら「未来永劫、私の葡萄の実りはアメシストへの懺悔になろう」と呟きます。
すると、透明な水晶は、美しい葡萄酒色に染まりました。
これ以降、バッカスとその家来は葡萄作りに専念するようになったと言います。
この神話から、アメシストは「お酒から身を守る宝石」とされています。
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今回はわたしの好きな宝石の一つ、アメシストについてまとめてみました✩︎⡱
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