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中央アジアの秘境"fann 山地"旅行記-Part 8- 〜首都ドゥシャンベから風の街フジャンドへ〜
ドゥシャンベ朝散歩
旅先での朝の散歩が好きだ。
夜明けのさわやかさと涼しい風に吹かれながら早起きした人々から生活が動き出していくのを感じながらあてもなく歩く。
6時頃から通りを歩いていたら、水撒きをしていたおばあさんから「すこーりか ブレーミャ」と聞かれた。後半の語句がいまいち思い出せず、うまく答えられなかったが、後で時間を聞かれていたのかと気づき、少し申し訳なく思った。
再開発がすすんでいない住宅街をぶらぶらし、大衆食堂に通う人々を見たりしていた。
道端の八百屋の野菜はさすがにパンジャケントの市場のものよりは鮮度が落ちていそうだった。仕方がないことだけど。
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歩いていたら水撒きしていたおばあさんに何か聞かれた。
言葉がわからなかったが少し考えるとロシア語で今何時?って聞かれていた。
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本屋へ行く
ドゥシャンベに来たら行きたかった場所の一つがこの国で一番大きい本屋「КНИЖНЫЙ МИР」(クニージュヌィー・ミール=本の世界)。手持ちの現金が少し足りなくなってきたので銀行にて$20→220ソモニへ両替。
海外に行ったときの楽しみが、大きめの本屋に行く事。その国の知が結集している場を本を手に取って感じられるのがいい。
個人的にはタジク語の登山書籍や詳細な地形図が手に入るとよかったのだが、簡単な国土図などしかなかった。あとは、医師の端くれとして医学書はどんなものか見ておきたかった。
たいていの医学書はロシア語のもので、この国で専門書レベルの内容の本はロシア語になるのだなと感じた。
デパートにも入ってみた。1階はスマホなどの電子機器関連。2階以上になると一気に地元の仕立て屋や理髪店などが並んでいた。活気があふれていた。
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解剖学の本
専門書はロシア語のものしかない
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大衆食堂によってから首都出発
朝プロフの実演をやっていた大衆食堂へ昼ごはんによってみた。
この地ではプロフ(オシュ)は朝ごはんに食べられることが比較的多いので、
もう売り切れていた。
代わりにマンティを食べてみた。
タジキスタンではヨーグルトをかけて食べるよう羊肉のジューシーな肉汁がうまい。
これで10ソモニ。
そのままバスを乗り継いで、昨日着いたアフトヴァグザールへ
バスから降りた瞬間シェアタクシーの勧誘。
Khujand?と聞いてくるのを見つけたので、料金を聞いてみると200ソモニ。シェアなら悪くないが、少し値切ってみると150になった。だいぶ良いので、交渉成立。あとは他に3人ほど乗り合うのを待っていると、タジク人の青年が隣に座ってきた。外では運転手と客との間で乗る乗らないの交渉が熱を帯びていたが、タジク人の青年と翻訳アプリでいろいろ会話した。学生でフジャンドに帰るところなどなど、宿はあるのか?など。インスタのアカウントを交換したところで5人の客を乗せて出発した。途中2時間くらい寝ながら、山道をひたすら走る。
長いトンネルを抜けるとただただ水平線とそのはるか向こうに山脈が見えていた。
今、日本ではVIVANTを夢中にみていたが、まさにその世界線のようであった。
山間部を抜けて、携帯の電波が安定してきたのでbooking.comで行き先のフジャンドの宿を探す。意外とこの街は宿代が高めである程度目星をつけた。
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フジャンド
日が暮れて残照の頃にフジャンドはスグドバスターミナルについた。
他のタジキスタンの街と違ったのは、少し蒸している点。
まとわりつく感じの熱気は久しぶりだ。
15分くらい歩きながら本日の宿を予約する。
宿はHotel Heson。宿代は170ソモニ。
途中20時にもかかわらずアイスクリーム屋がやっていたので食べてみた。
濃厚でとてつもなくおいしい。中央アジアのアイスはどこにいってもハズレがない。
夜ごはんは宿の近くにあるアジボンというお店でラグマンとシャシリクをおいしくいただいた。客のおこぼれを預かっていたねこちゃんがいてかわいらしかった。
宿では韓国人の男性ギョンテさんとロシア人男性のKirilさん(発音難しい)。ギョンテさんはタジキスタンのseven lakeなどおすすめの場所の話がいろいろできた。彼はキルギスやカザフスタンなど中央アジアやコーカサスを半年近くまわる予定だと話していた。
23:30頃にもう1人大柄な男性が追加できた。彼はロシアのクラスノヤルスク出身らしく、半年くらい中央アジアにいるとのこと。アルマトイで半年近く安宿に泊まりながら、チェス学校の講師などしていたらしい。クラスノヤルスクには腕づ毛大会のチャンピオンがいることなどを話した。
彼はAsian expressのバスでウズベキスタン側からきたとのことであった。ロシア語ができるので苦がなかったとのこと。夜に着くバスであったので、ウズベク側のイミグレではライトが点いていたが、タジク側は真っ暗で大変だったと話していた。ロシアの人には珍しく、彼は英語が堪能であった。YouTubeで学んだと言っていたが、おもしろい話ができてよかった。
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やせている
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いよいよ旅も終盤、まだつづく
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