良い靴を選ぶ、6つの基準。

こんにちは。

安髙(あたか)です。


今回は、靴を買う時のことについて話していきますが・・・

その前に、まずはお店に来店されるお客さんについてです。

僕が今まで、店員目線から見てきたお客さんは、大きく3種類に分けられると思っていて、

・ものすごく知識があるお客さん

・ある程度、靴について知っているつもりのお客さん

・何も知らない、もしくは聞く前提で来ているお客さん

の3種類です。

この中で問題なのは、

・ある程度、靴について知っているつもりのお客さん

です。

・ものすごく知識があるお客さん

に関しては、話が盛り上がったり、また逆に、店員の知識が浅ければ、サッサと店を出て行ってしまいますし、

・何も知らない、もしくは聞く前提で来ているお客さん

に関しては、素直に話を聞いてくれるので、靴の課題に対する解決も早く、店員の態度次第では、信頼をしてもらいやすいので、問題がないのです。

ただ、靴というのは細かい機能や長い歴史があり、TPOに応じた履き方も大事になってくるにも関わらず、それらを軽視している人が多いのです。そのような、

・ある程度、靴について知っているつもりのお客さん

が、一番おかしな靴を履いていたりするものです。


さて、これから本題に入りますが・・・

それでは、いったい何を基準に靴を選べば良いのか・・・ということになります。


基本的には、

・革

・機能

・製法

・デザイン

・生産地(製造地)

・値段

の6種類が基準です。


まずは、

1.革

についてです。


革についてはピンキリで、そのぶん、値段もピンキリなのですが・・・

例えば、人工皮革やメッシュ仕様の靴などは、一度傷むと修復が厳しいだけでなく、傷跡も分かりやすいです。

逆に、ブーツなどに使われている革などは頑丈で、傷みにくく、傷跡も分かりにくい、という特徴があります。

このように、良い革ほど長持ちすると考えてよいでしょう。

また、手に入りにくいコードバンの革などは、年々、価値が上がっているようです。

ただ、どのような革を使っているかによって、足に馴染む早さが違ったり、手入れが面倒くさいということもありますが、それがまた人によっては、良いものだそうで、手入れ好きという人も世の中にはいるようです。


次に、

2.機能

についてです。


靴の機能についても、科学技術が飛躍的に進歩してくれたおかげで、抜群に履きやすい靴が増えました。

特に、昨今流行りのスニーカーブームなどは、その典型的な例でしょう。

クッション性・軽量性を中心に進歩してきたスニーカーですが、元々は、そのほとんどがランニングシューズのため、現在のランニングシューズの機能はスゴイことになっています。

しかし本来は、自分の状況に合わせて靴を選ぶ必要があるため、ビジネスシューズ・山登り・ランニングシューズ・スニーカー・・・などと分けて履いたほうが望ましいです。

機能についても、良い機能が付くほど値段が上がる傾向があるため、自分はどのくらいのものが必要なのか、ブランド名よりも機能面などで選んだ方がお買い得であることがあります。


そして、

3.製法

です。


多くのお客さんにとって、靴の製法なんて興味がない分野かもしれません。

壊れなくて、快適に履ける靴であれば、それで良い・・・

といったような。

しかし、製法によって靴の値段が変わってくるとなると、そうも言ってられないのではないでしょうか。

ビスポークシューズという、足に合わせて作ってくれる靴は別格として、一般的には、

・グッドイヤーウェルト製法

・マッケイ製法

・セメント製法

がメインです。

ブランドなどによっては、他の製法もありますが、一般的なチェーン店で売られている靴(特に革靴)の製法は、これらが主となります。

・グッドイヤーウェルト製法
この製法は、値段が高いぶん、ソールの張替えが可能ですので、靴が足に馴染むだけでなく、大切に扱えば、長持ちする靴となります。

・マッケイ製法
この製法は、ソールの張替えができなくはないですが、張り替えるなら買い直した方が良いくらいなので、多くの人は、買い換えるようです。足当たりは良い靴なので、履きやすく、人気もあります。

・セメント製法
この製法は、値段が安いぶん、使い捨てや緊急時に使う人も多いようですが、営業職のような、毎日靴の底がすり減って大変、という人はこれを選ぶようです。

しっかりした靴を選ぶなら、長い目で見て、製法が優れた靴をオススメします。


4.デザイン


靴には多くのデザインがあります。

各ブランドがしのぎを削っているので当たり前なのですが、それでも定番中の定番は押さえておきたいところです。

・黒のストレートチップ(内羽根)
一番フォーマルなデザインで、冠婚葬祭のためにも、一足は持っておきたい。

・黒のストレートチップ(外羽根)
内羽根が理想だが、足の甲が高い人は外羽根でも構わない。

・プレーントゥ
ストレートチップについで、フォーマルなデザイン。

・ウイングチップ
カジュアルとフォーマルの中間に位置するデザイン。パーティー用や外しに一足あると面白い。

・Uチップ
どちらかと言えば、カジュアルよりのデザイン。

・ローファー
カジュアルなデザインのため、フォーマルな場には適さない。

オシャレするのは構いませんが、足元は見られるので、フォーマルな場に出るのなら、しっかり整えて行きましょう。


5.生産地(製造地)


生産地や製造地に関しても、こだわるのは一部の人だけかもしれません。

しかし、これもまた、靴の値段が変わってしまう要因となっています。

靴にもよりますが、基本的には、

・ヨーロッパ

・アメリカ

・日本

・アジア、南米など

という順で、値段に差がつけられています。

革の品質や技術も関係しているでしょうが、一番は人件費でしょう。

そこで最近では、「ジャランスリワヤ」というブランドが、値段の割には高品質である、ということで、百貨店やセレクトショップなどに置かれ、人気を博しています。


さて最後は、

6.値段

についてです。


靴の値段については、品質や生産地などを総合して決められますが・・・

セール品の場合には、それほど良い靴はないと考えたほうがよいでしょう。

セール品は売れ残りがメインになるため、安い靴を買うならば、半ば使い捨ての気持ちで買う方が良いのかもしれません。

そのため、靴を買う時はコスパを重視することをオススメしますが、デザインも見つつ、コスパも考えることで、無駄な靴を買わずに、お金とも上手く付き合っていけるはずです。

また、良い革靴や(レア度が高いものは別にして)良いスニーカーは、手入れ次第で数年持ちますし、初期費用は高いですが、その価値はあるはずです。

実際、良い靴はデザインも良いものが多いので、まだ高い靴を買ったことのない方は、一度買われてみてはいかがでしょうか。




今回は、ここまでです。

何か質問などありましたら、

→ Twitter:@y_ataka(安髙 康裕)まで、よろしくお願いします。

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それでは。

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