【フィクション・エッセイ】所感20230613


春は化けもの。
ようよう白くなりゆく化けもの。
何が化けて、その。
何が化けた、もの?
元々から、化けもの。
もう、そろそろ春じゃなくなっているけど。
春が化けもの。
ようよう白くなりゆく、なりゆき。
なりゆきとして、ずっと化けもの。

化けの皮はがし、ってする恐怖(ニュアンス)の感情。
化けの皮はがされ、ってのは?
春は化けの皮はがされ。
ようよう白くなりゆく化け皮。
皮下にある、その。
皮下が化けて、何?

元々から、化けもの。
皮下にあるのが、自分と同じってわけじゃない。
と、私は思うし、同じじゃなくていいって思う。
このごろ、みんなに同じ部分があると信じている/希求している
のを観測したばかりだったりするけれど、それはそれで決して分からないわけではないのだけれど。

春の、化けの皮はがし。
春に、化けの皮はがされ。
し合っていた、ような春だったような気がする。
化けの皮にも皮下部にも興味がある私は、どちらかというと化けの皮のほうに強い興味があって
でも、皮下部ありきの化けの皮だから
何故その皮下部にとって、今その化けの皮が必要なのか
あるのか……っていう話。

↑まだ、何の話でもないテキスト↑

   ◯

三月に咲き終わりたり三月に咲き終わりたる街を歩めり

嶋稟太郎「◆」

   ◯

そのころ〈見せ消ち〉というもの、おもしろげなのではないかという予感あり。
ある/ない……というか、見える/見えない の切替。
厳密には、見えたもの=ない の発覚に、瞬間最大値がある。
(感情の動かし方としては、邪悪?
 でも、どういう感情だとしても感情は動いたほうがいい……としなくても、嬉しい動きな場合/嬉しくない動きな場合
おもしろい動きな場合/つまらない動きな場合、ってある)
そういえば「質が悪いですね」って、かなり無敵な放言だけど
ふつうに、自身にとっての「つまらない」って尺度は導入してもいいのでは?(???)

それはそうと、
瞬間最大値、いくらでも欲しい……けど、瞬間最大値に達成するには0地点やアベレージの設定・共有が必須……

ほんと、それはそう……
なんだけど、無闇なサイズ感の指定や見積もりには注意が必要。
たとえば数値化できると便利だけど、数値化が全てだと厳しい(誰にとっての、どういう厳しさ?)
あと、ほんとうに達成していくには主軸(構成員が同じ、とか)みたいなのだったほうがいい
けど、瞬間最大値の地点における認識の蓄積なら、まだしも……
とは思いつつ実際、なんにしても主軸みたいなのは必要な気がする。
別に、各々の瞬間最大値が各々にあればいいはずなんだけど。
たぶん、いろんな瞬間最大値があって然るべき……

   ◯

今更やっと、って感じでチャットGTP-4を導入した。
たぶん、一般には定着しないんじゃないか……って、私感してるけど。
数日さわってみての所感としては、絶対に活用できたいな……という感じ。
私にとっての便利さや私の環境にとっての便利さ……というより、正確には
導入して便利な〈機会〉や導入して便利になる〈環境〉が、私に多くあるほうがいいな……という感じ。
たとえば、まだ自分のほうが情報処理速度は高い、というか出力にラグがあるんだけど
そのラグを待てる(というレベルでの)環境が、あるといい説。と、
ラグはあるけど、それなりに整理されたテキスト出力はチャットGTP-4のほうが早い
みたいな部分と、抽象概念から具体物を接続するときの試算・確認みたいな部分において。
今のところの、私にはね。

それにしても、言い訳みたいに「私の知識が2021年までのものであることを考慮に入れると……」っていう前提が入るのは、何?(???)

   ◯

別に、何ってことはないけど「疲労度」って言ったところ「元気度」のつもりだったかもしれない。
だったら何ってこともなく、どちらにしろパーセンテージでの申告ではマイナスかプラスどちらかの軸しか発生しないことになる。
そういうカラクリの地獄ありそうだけど、それはそうとして、人に自己申告してもらったパーセンテージを聞いても実際よくは分からなかった。
まぁ別に、 −3% とか、あるか……とも、思い始める。

   ◯

目星(めぼし)ぃ

   ◯

そちらまで吹雪いていないといいけれど あなたが一瞬で老いてしまえばいいけれど

瀬戸夏子『そのなかに心臓をつくって住みなさい』

   ◯

気持ちの向き方が異常(偏り/傾き/重量)
関係ないけど、サブスクのユーザーとして音楽は便利になったけど映画は不便になった。
完全に不便、なわけではないけど絶対に今までリーチできていたゾーンの新作が
多分ことごとく未視聴、というか存在も知らない気がする。
そもそも「役者名で観る」って実は案外、難易度が高いのかも?
もちろん他の要因もある、だろうけれど。

   ◯

エアロゾルってワード、ここ数年で一気に浮上した?

   ◯

ぼくじゃない息をきらして遠ざかりながら何度も振り返るのは

瀬口真司「パーチ」

ここで、いったん止まった方がいい50首、なのだろうか……?決してネガティブな感じではなく「この一首、単体で……?」とは思いつつ、たぶん50首の内での機能がありそうではあるけれど。
並べちゃうけど、

ほんとうに夜だ 何度も振り返りながら走っている女の子

平岡直子『みじかい髪も長い髪も炎』

   ・

渋谷駅のみんながしてるイヤホンは二〇〇二年のW杯

瀬口真司「パーチ」


いやはや、

 
  ◯


【上記のテキスト群とは、関係ない2023年のカリフォルニア檸檬】

6週に1回のペースで短歌誌を刊行しています。

発行予定日
vol.0  1月15日
vol.1  3月15日
vol.2  4月末
vol.3  6月15日 ←今ここ
vol.4  7月末
vol.5  9月15日
vol.6  10月末
vol.7  12月15日

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