見出し画像

【初産】意外と痛かった…⁈ 無痛分娩レポート

こんにちは。

先日無事に第一子となる女の子を出産して、母子ともに無事に退院することができました。

記憶が鮮明なうちに、無痛分娩体験談を記事にしたいと思います。

私自身ぎりぎりまで、無痛分娩にするかどうか迷っていたので、同じように無痛分娩を検討されている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

*このの記事は、あくまでも個人的な出産体験&感想になります*

私は今回大学病院で出産をしました。
事前に麻酔科の先生から無痛分娩のメリットデメリットを詳しい説明を受けて理解した上で、無痛分娩を選択した(つもりでした。。。)

無痛分娩を希望する理由の一つに、初めてのお産に加え、コロナ対策の影響で、夫の立ち合い出産が禁止されていたことが不安だったというのもあります。

無痛分娩=痛みが少なくて、穏やかなお産というイメージでしたが、個人的な感想としては「普通に痛かった・・・」というのが率直な感想です(^^;

産院からは、10分間隔での規則的な子宮収縮or1時間に6回以上の子宮収縮があれば連絡するようにと事前に説明を受けていました。

以下、時系列順の記録です↓

〇月△日 5時
お腹の痛みで目が覚める。  陣痛アプリで陣痛間隔を測ると10分間隔。

◯月△日 7時
病院に電話。外来に来るように指示される。

〇月△日 9時30分 
外来を受診。まだ耐えられる痛み。予定日も4日過ぎていたことから入院が決定。子宮口2センチ。

〇月△日 13時
入院する病棟へ移動して、部屋に荷物を置いたら病室ではなく、分娩室へ通される。NST(モニターで子宮収縮や赤ちゃんの心拍確認)を実施。

〇月△日 14時
子宮収縮は定期的に来るものの、陣痛が弱い(微弱陣痛)のため、ひとまずシャワーを浴びる。
(シャワーを浴びると血流が良くなって、陣痛が促されることがあるらしいです。)
この時もまだ、生理痛くらいの痛みで耐えられるレベルでした。

〇月△日 15時~17時
シャワーを浴びた後は、分娩室で点滴、モニターのコードに繋がれたまま過ごす。

〇月△日 17時
本陣痛発来。このあたりから、10分間隔くらいで強い痛みが30秒~1分くらいくるものの、子宮収縮していない間は全く痛みがないので、呼吸でなんとか1分間は耐えられる。

※ベビーの心拍が安定していない(のちに分かったのが、へその緒が首に巻き付いていた)ので、すぐに麻酔を入れれないとのこと。ベビーの心拍が安定して子宮口が4センチになったら麻酔を入れると説明を受ける。

〇月△日 18時30分~19時
5分間隔で来る痛み。子宮口4センチ。呼吸をしてもかなり痛い。
「早く麻酔を入れて欲しい!」と懇願するレベル。

〇月△日19時
局所麻酔をしてから、脊椎麻酔を投入。
※陣痛の痛みが増してきて、麻酔を入れて欲しい気持ちが勝ってか、麻酔をする際の痛みは普段注射嫌いな私が感じない程でした。

すぐに痛みが引くわけではなく、20分くらいして麻酔がきき始めて楽になる。完全に痛みがなくなるわけではなく、定期的な痛みはあるものの、痛みのレベルが麻酔前が10→3になるようなイメージです。

※私の場合は、麻酔をいれたことで陣痛が弱まったようでここから出産まで時間がかかりました。
人によっては、麻酔をしたことでリラックスできてお産がいっきに進むこともあるようです。

陣痛が弱まっても、今回お世話になった産院では人手が少ない夜間は陣痛を強める促進剤を使わないことが多いらしく、麻酔を追加しながら一晩過ごしました。
普通に寝れない!笑

~日付が変わる~

〇月☆日 2時30分
破水。破水してからは、早くベビーを出さないといけないらしく時間との戦い。
この頃から右側の麻酔はよく効いているのに、左だけが麻酔が効かなくて向きを変えたりしても、やっぱり左側の痛みが強い。

〇月☆日 6時30分頃
点滴で促進剤を投入。ここで麻酔を追加すると、陣痛が弱まるので麻酔の追加はしないとのこと。促進剤がきいたせいか、急激にお腹が痛くなる。
(人によっては、促進剤の効きが悪いこともあるようですが、私の場合は効果抜群。激痛が走る。)

一番痛い最後の最後に麻酔が追加できないってと思いながらも、ここまで来たらもう産むしか選択肢がないので開き直る。自分が痛くて呼吸を止めるとベビーが苦しくなると聞いたので、とにかく呼吸に集中する。

開き直ってもやっぱり「痛いです!」と連呼するものの「うん、痛いよね~あと少し!」という会話を助産師さんとエンドレス(笑)で繰り返す。

〇月☆日7時30分 
ベビー誕生
バースプランには「出来るだけ会陰切開を避けたい」と希望を書いていたのですが、最後にベビーが詰まって出て来れず「少し切っていいですか?」と聞かれて「なんでもいいので、早く出してください!」とお願いする。
最後の縫合は、麻酔が効いているので全く痛みはありませんでした。
会陰切開も最小限にしてもらったので、産後円座クッションがなくても椅子にも普通に座れました。

無痛分娩で感じたメリット
・子宮口4センチ以降の中盤の痛みが軽くなった。
・会陰切開後の後の処置が痛くなかった。
・中盤で体力を温存できた分、筋肉痛などにはならなかった。
・入院中も授乳で寝不足ではあったものの、比較的体調は良好だった。

無痛分娩をしたデメリット
・分娩時間が約26時間と長くなった。
(初産普通分娩の平均時間:12~15時間)
・麻酔をしたことで、陣痛が弱まり最終的に促進剤を使った。
(一番痛い最後に麻酔を追加できず、想像よりも痛かった)
・麻酔が中盤から、片側しか効かなかった。

以上が無痛分娩体験談となります。
私の産院では、陣痛がきたら一切食事を禁止されていたので、点滴で栄養を補給して丸1日以上なにも食べずしての出産でした。(麻酔開始して1時間後から、水分補給の許可がおりました。)

最後の方は、空腹でお腹の音が鳴り響いて、痛いのにも関わらず「あ~なんか食べたい」欲が爆発。こんな時でもお腹はすくから不思議なものです。

出産前は、出産した瞬間にどういう感情になるんだろうと想像もつきませんでしたが、実際に出産して感じたことは

「こんな大変な思いをして自分を産んでくれた母親への感謝」

「自分より大切だと思える、かけがえのない存在に出会えた喜び」

この2つの感情がとても大きかったと思います。

もう一度出産するなら「無痛分娩か普通分娩どちらにする?」と聞かれたら「無痛分娩」を選択すると思います。

麻酔を使ったお産で、今回私のように時間が長引いたり片側が麻酔が効きづらかったりしたからといって、次回も同じようになるかというとやってみないと分からないことが多いそうです。

ただ、麻酔科の説明をしてくれた先生は、2人お子さんがいて1人目は普通、2人目は無痛で出産したらしいのですが、多少お産が長引いても産後の回復は無痛分娩の方が早かったとおっしゃっていました。

お産の振り返りをしたいというのもあって、助産師さんに出産後に色々と話しを聞くことができたので、全体的にはとても満足のいくお産となりました。

たまたま、産前に読んだ記事は「無痛分娩で穏やかなお産が出来た」という記事も多かったですが、人によっては色々なパターンがあることを知って、無痛分娩を選択されると「こんなはずでは・・・」といったことにはならなずに、お産ができると思います。

最後に、ベビーが産まれて泣き声を聞いた瞬間に「悪阻の辛かったことも、お産の痛みも全部吹っ飛ぶくらいの感動的な瞬間でした。

退院日に産院にて。パパと初対面。

出産を控えられ、この記事を読んで下さった方が満足のいくお産で、元気な赤ちゃんを出産されることを願っています。

長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

キンドルで本も出版しています↓






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?