好きと憧れ

この一年でラジオを聴く習慣がなくなってしまい、YouTubeを見て過ごすことが増えた。10年も聴いていればそりゃ少しは飽きてきた部分もあると思うし、生活に変化が加われば聴かなくなったのは不思議なことではないとは思う。とはいえ、自分の人生を支えたメディアであることは間違いないので、少しずつ聴く習慣を取り戻していけたらいいな。

YouTubeを見ている中で、自分が好むコンテンツに対して一つの傾向があるように最近感じた。
ラジオだと、バナナマン・おぎやはぎ・オードリー・アルピー。音楽だと、シャムキャッツ・サチモス・ヨギー・オカモトズ・KANDYTOWN・Creative Drug Store(選びきれなかった…)。最近見るYouTubeでは、東海オンエア・板橋ハウス・僕らの別荘が好きだ。
どれもこれも、友人や同期、先輩後輩などそれぞれの関係性の中で自分たちが楽しめることをとことん追求していて、その様子が仲睦まじくこちらも見てるだけで一緒に楽しめる感覚があるものだ。(それでいて、それぞれの人間的な面白さ・魅力があるから、なおさら好きになっていくのだと思う)

なぜこういった感覚のあるものにハマっていくのかと考えると、単純な憧れという感情だけで楽しんでいるのだと思う。
勿論、自分の周りには日頃からお世話になっていて、仲良くしてくれる大切な人たちがたくさんいるのは確かだが、ただただ楽しいことをやるだけの関係性というものを人と作っていくことに関しては性格の問題でどこか一本線を引いて、自ら避けてしまっていたと感じる(※相手に非はなく、自分の問題)。それは致し方ないことだから今更どうもこうもないのだが、だからこそ純粋な関係性だけで作り出す作品に、憧れとリスペクトを抱いて好きになってしまうのだと思う。

人それぞれ好きなものがあって、何を楽しんでいるのかもそれぞれに理由があると思う。今では推しという文化も一般化されて、好きなものを好きと言える環境が整っている中で人が好きなものを否定することだけはしないようにしたい。むしろ何で好きなのか掘り下げて、その感覚を互いに共有していく楽しさを感じていきたいと思う。