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ひとりじゃない

娘には一旦、高校進学の条件は伏せることにした。
これ以上の負担やプレッシャーをかけるべきではないと判断したからだ。

ただ、どうも私は頭と心がバラバラに動いてしまうようで、この頃が一番、ひとりで勝手に焦っていた。

進学できなかったらどうしよう。
残り3回のテストにどうやって行かせよう?
(遅刻でも出席カウントの学校なので)行ける日は途中からでも行かせないと!
何か学校に行こうと思えるきっかけはないかな?

多分、相当ピリピリしていたと思う。
娘の理不尽さにも我慢ができず、何度となく泣いた。
娘にとっても、結局無駄なプレッシャーをかけた気がする。

私の方が壊れかけていると夫に言われて、ハッと我に返った。そんな時、たまたま出会った2つの大きな支え。

1つは地域の親の会。
探してみるとあるもので、最寄り駅で定期的に集まりが開かれている親の会の問い合わせフォームに、藁をもすがる思いで書き込んだ。

もう一つは、見守る親のケアも同時並行で行わなければならないという理念の下、親(特に母親)の診察&カウンセリングも行う「親子外来」という方法。

この2つが無ければ、今頃私は壊れていたかもしれない。

親の会では諸先輩方の話を聞いたり、今悩んでいることを相談したり。
親子外来では私にも処方をしてもらってお薬の力もかりつつ、カウンセリングで娘への対応方法を学んでいる。

親の方だって「ひとりじゃない」と思えることって、大事なんだなと心から思う。

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