見出し画像

やっぱりどうしても言いたい

どうして私がnoteを始めたかったか、
本当は、声に出して言いたいけど、言ったら愚痴になるし、涙も出る。
だから、noteを通して吐き出したかったから。

オブラートに包んだ話ではなく
実際のことを。
時がたった今だから、吐き出そう。

それは息子の中学校時代のこと。中3の最後の話。

去年、公立高校を受験するにあたり、担任、支援員の先生、教頭先生、私、息子で話し合いをしました。
息子の第1希望は本当は、一番頑張って結果も残していたスポーツ部の強い高校だったが、偏差値的にも無理なこともあり、悩んでいた。

そんな時、面談で担任の先生が
「おまえはさ~どうしたいの?」みたいな。
息子
「OO君のようになれれば、もっと行きたい高校のわくも広がると思います」
担任
「う~ん、いくらおまえがOOやOOのようになりたいと思っても、そもそも、

そう思うこと自体が、お門違いなんだよ」

シーンと静まりかえった中、息子が、
「そうですよね。わかりました。自分のできることをします」

私は内心、ふざけるなよ、お門違いって何だ?
と、ザワザワして家に帰って、すぐに検索。

そもそも入る門が違うらしいとのこと。

これまでの面談の中でも、多々あった担任の心ない言葉に慣れてはいたので、とりあえず我慢。

そして志望校が決まり、受験する以上、不登校だった分の勉強をなんとかせねば!と、頑張って(金銭的)、家庭教師をつけ、息子も、意欲的に一生懸命勉強したし、努力した分の結果も、しっかりついてきていた。

そして前期の面接練習の日、息子は、本番練習のため、校長室へ、私と担任は、別の部屋にいたとき
「お母さんは前期で受かると思いますか?」
と、担任。
「前期で受かるつもりで頑張っているので」
と、私。←真剣。
クスッと笑いながら担任
「それはあまいですょー。もしかしてOO←息子も受かるつもりでいるんですか?」
「はい。そのつもりで頑張ってます」
ハァ~と、ため息をついた後、担任、
「OOが、ここに戻ってきたとき、僕から説明します。いいですか?」
「はい」
??内心、何を説明するんだ?って感じだったけど、内申書的にも出席日数など、ヤバいところはあるだろうし、とにかく説明を聞こうと思った。

息子が教頭先生と一緒に戻り、教頭先生が
「面接の方は、バッチリですよ!校長先生も褒めていました」と。
そこに担任、
「おまえはさ~前期で受かると思ってる?」
「受かったらいいなと思ってます」←息子。

「わかった。じゃあ、おまえがわかるように説明するけど、高校ってさ~特に前期は、高校側からしても、いい人をとりたいわけで、まぁ受験生をピラミットに例えて、一番上の、ほしい人からピックアップしていくわけ。わかる?」
「はい」←息子。

「そうなった時、おまえはダメだろ?」

シーン。慌てたように教頭先生が、
「まぁそのくらい覚悟を持って頑張るんだよ」
と、柔らかくフォローにまわる。

「どうなるか、受けてみないとわからないですし、前期で受かるつもりで本人も頑張っていますので。ね?」と、息子にふり、私達は
とりあえず学校を引き上げてはきたが、

親の私がこれだけ、ふざけるなよ、と、言う気分なのだから、息子は、この何倍も、傷ついてるに違いない!だから、私は一生懸命
「担任の先生が言ったことは気にするな。
面接は大丈夫だって褒めてもらったし、うんうん、大丈夫やれることはやろう」
と、励ました。

そして前期受験の二日前、受験票を受け取りに行った日、息子の様子が、あきらかにおかしい。
普段、穏やかで、嫌なことは特に感情には出さない(出せなぃ)のだが、この日は違った。話をしない。
真剣な顔(怒ったような顔)をして、ただいる。

私は焦った。でも、しばらく様子をみていた。
その時、やっと息子が言った言葉

「いつもいつもいつもいつも思ってた、あの先生は、どれだけ俺のことを馬鹿にすれば気がすむんだ」
「俺のことを、どれだけダメな人間だと思ってるのか」

「ふざけんなよ」

と、悔し涙を浮かべながら、言った一言は、まさに息子の心の叫びだった。

後から聞くと、担任が、
「受験の朝、時間になっても1人じゃ中に入れませ~ん、とか言ってるようじゃあ、話に何ね~から」とか、もろもろ………

クソ~~受験2日前、そこは、やれるだけやってこい!みたいに送り出すんじゃないのか?先生?と、私は悔しくて、ふざけるなよ--‼と。でも我慢。

無事、受験を終え、合格発表の朝、先生から電話で、
「とうとう今日ですね。でも、一応後期の願書の事と、面接の日程を連絡します」って話。
「あの~先生、今日の発表を確認してからでいいですか?」←私。
「では万が一、受かっていたら、ラッキーだと思ってください」では後ほど…。

ラッキーだと?それなりの努力もあるんだぞ。
しかも合否を、心臓の爆音とともに、発表の時間を待ってる中、何でこのタイミングで電話してくるんだ?

ぶざけるなよ

とうとう私も我慢の限界だった。

だから、
「ラッキーなことに、受かりましたけど何か?」
と言ってやりたかった。

卒業式も、
「おまえが出席する事で、何人かは、喜ぶかもしれないけど、出る出ないは自由だから。もし当日出たくなったら、

イスを1つ増やすだけだから」

先生………そこは、こんな時代で縮小の式だし、最後は俺も出て欲しいって言って欲しかった。

他のクラスにも不登校の子はいたけど、
担任のはからいで、
その子たちも式に皆出ることも知ってたから。

だから担任に対して、悔しかったし、残念だった。

今まで先生は、気付いてないかもしれませんが、先生の言葉で、息子、そして私が、どれほど心をえぐり取られたか、わかりますか?って
言ってやりたかった。

だけど言えなかった。
それを、口に出して言ってはいけない。
そう思ったし、
なにより、もう最後ぐらい

息子をそっと卒業させてあげたかったから。

結局、皆と卒業式には出ずに、息子の中学校生活が終わり、息子は、高校という新たなスタートに前向きに進んでいく。

そして今、本来の裏表のない明るく活発な息子に戻り、友達もでき、勉強も一生懸命がんばって、毎日たのしいと通っている。

先生、
ウチの息子、ダメな子じゃなかったですょ。
やればできる子でしたよ。

先生は通信制を進めたけど
息子は、この高校に決めて良かったと言ってますよ

お門違いって言葉が、我が家ではギャグになってますょ。

発達障害をもっている子たちは、
何もできない子たちじゃないですよ。

自閉症スペクトラムの子は、
特性(個性)でもある、1つのものに対しての強いこだわりや、もの凄い集中力を武器に
きっかけと、タイミングさえあえば、
もの凄い力を発揮しますよ。


ダメな子なんて、1人もいないんですよ


って、やっぱりどうしても言いたかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?