努力した息子の足の裏は、やっぱりカッコイイ
2021年の夏が終わる。
久々のnoteは次男の事を書こう。
最後の剣道(中体連)
ずっとここに向け、毎日一生懸命頑張ってきた次男。
代々受け継がれるものを、また次へ繋ぐという責任と、
昨年すべての大会が中止になり、悔し涙を流した先輩たちの想いと、
団体戦メンバーから外れた仲間の想い。
それを背負うプレッシャーはきっと、思っていたよりも、ずっとずっと重かったんだねえ。
お母さんが気づいた時には、
もうチック症状が出始め、2か月前辺りから
『俺、面をつけると、なんかこの辺(胸から喉にかけて)が、グッと押されている感じで息がうまくできなくなって…怖くなる』
そう
私に言った次男の顔には
余裕も 楽しさも 何も無く…
徐々に、次男から笑顔がなくなっていった。
それでも頑張っている次男。
色々な事の板挟みで、苦しんでるのは私もわかっていた。
そして
あの時の事を思い出した
一昨年の夏、
先輩に変わり、団体戦のメンバーに、1年の次男が選ばれた時
3年生の親たちが、
最後なのに酷いって、何で??って
怒って、取り乱した親が、
皆んなの前で
『ショックでウチの子は自殺をするかもしれない』と騒いだあの時
そんなに次男は、いけない事をしたのか?どうすればいいのか?
剣道部の保護者の中にいるのが
つらくて、苦しくて
そして
『俺が選ばれてよかったのか……』
と、重たい空気に押し潰れそうになってる次男を見て私は
父ちゃんの前で、
『先生はなんで次男を選んだんだー』って毎日泣いて、
おかしくなってた あの時、
『次男の方がいいと思ったから先生が選んだ。それが勝負だから。なのに、なんで応援してやれないんだ』
って、
父ちゃんに怒られて
自分の子を守らず、人の顔色ばかり気にして本当に情けない親だった。
だから、
あの時のように決してブレることなく次男を信じて、見守る
私がしてあげる事は それだけ
だってお母さんにはわかる。
普段頑張ってる姿を見せない次男が、自粛中も 家で
姿見(鏡)を庭に出し
一生懸命、竹刀をふる姿を見て
なにか覚悟を決めた
そう感じてたし
もう、あの一年生の頃から
確実に
体も 心も成長している。
だから大丈夫!
自分に負けるなよって願い
選手を乗せた バスを見送り
手を振った
無観客だから会場に行く事はできない
世の中の皆んなが今
我慢しているのだから
それはもちろん仕方のない事
しかしこの
♦︎見れない♦︎ただ速報を待つ
これは想像以上にドキドキもので
かなりのストレスだったー
【個人戦】
先生からの速報で、
『ただ一人勝ち上がっています』
そう連絡が来た時、最後の最後は楽しんでやれているんだなって思ったら
嬉しかったーー。
【団体戦】
順調な勝ち上がり との連絡の後
『一本差で負けました。これから帰りの準備をし、帰路に向かいます』
その連絡と同時に、さっきまで、あんなに盛り上がってた剣道部グループラインは、ピタッと止まった。
それは、
目指していた場所は、もっともっと上で……その位置を勝ち取る為に、どれだけ皆んなが頑張っていたのかも知っていたし、
もちろん、親たちも、頑張ってきた。
だから
悔しかったよ。同じように。
でも、これが【勝負の世界】
そして今
目指していた夢が叶わなかった事で、
今まで無かった、様々な感情が溢れている次男が、
何を思い、何を選択するのか
私は気になっている
とにかく、お疲れ様
あちこち、体もボロボロだけど
足の裏のマメは努力の証!
カッコイイぞ 次男
今までよく頑張ったね
…………………
部活を引退した今
暇さえあれば、近くに来て
やたらと私に
ちょっかいを出し、ふざけてくる。
その様子を見て
長男が
『○○って、こんなだった?笑』
『なんか幸せそうだぁ〜〜』
『○○が楽しそうにしてると、俺もなんか嬉しいなぁーー』
って。
長男なりに気にしてたんだね
ありがとう
…まぁお母さんは、あんたの事も心配で気になるけどね…
でもまさに長男の
その言葉がすべてを表してくれたように
本当
よく笑い 楽しそう
きっと
プレッシャーから解放されたんだね
なんだか
夏休み残りわずかで
こんな平和な時間を過ごせてることが
今は ただ素直に
嬉しい
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