Xデザイン学校 アドバンスコース #4

溜め込んでいた講義のふりかえりnoteも遅れを取り戻し、ようやくオンスケ進行になる。8月に実施した第4回目の講義をふりかえり。

講義のテーマは「クリエイティブ人材とデザイン文化」。

「クリエイティブ人材」についてはいろんな団体や会社が定義をしているが、結局のところ、自分たちの組織で自分たちが対話を通じて定義することが大事である。他の人たちがこうあるべきと定義したものをインストールしても、その組織らしさと紐づきづらいし、言わされ仕事になってしまうし、、、とある意味で予想ができることである。
だからこそ、それを組織内で対話を促し、定義していくかのプロセスの策定やファシリテーションがこれからますます重要になるだろう。

デザイン人材についても以下同。参考までに経済産業省はこんな感じの定義。

「デザイン文化」については、「文化」ってなによってところからシャインの提唱した理論、マンジィーニやムナーリの思想などが話題提供された。

「デザイン能力(問題解決と意味形成)」は誰でも持っている力であるということを前提として、学びや学習を考えていくことがこれからの教育や人材育成において重要であると感じた。
ないものを与える、つくるではなく、すでにあるものをどう育てるか、導くかといった視点の変換がデザインに関わるすべての人に求められる。

脱線と論理の飛躍が生じるのは百も承知の上で発言すると、日本においてデザインはデザイナーがするものであるという考えが根深くあるのは、この人(ロールの人、職業の人)はこれをする人といった捉え方、思考が強く浸透している気がしている。
「アーティストは政治のことを語るな」みたいな発言にはアーティストは音楽だけつくっていればいい、という思考が潜んでいるんじゃないんだろうか。

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