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懐かしさがある嬉しさに浸る_人生初の演劇に出てみて。

懐かしい

それはすごく豊かな感情なんだなって、
最近思うようになりました。

毎日通った道。
部室での日々。
好きな子に告白した公園。
いつも買い食いしてたコンビニ。

貧乏生活をしていた頃のシェアハウス。
バイト代が入ると必ず入ってたカレー屋さん。

もわっと立ち込める、
雨の日のコンクリートの匂いすらも、
自然豊かな町に移住してから3年経つと
なんだか懐かしい気持ちになります。


懐かしさに浸ると、
満たされた気持ちになります。


胸の辺りがきゅんとなって、
背中がじんわり緩んで、
脳みそが心地よく刺激される。 

懐かしい日々を共に過ごした仲間と、
その気持ちを共有できた時に、
思わずワーキャーするのも納得です。

そして最近また一つ、
愛おしく、懐かしい記憶が増えました。

人生で一度やってみたかった演劇に出ました。
1月末にたまたま舞い込んできたチャンス。

ほぼ毎日20〜23時、
陸前高田か釜石に通って練習していました。

愛車に乗って、マッキーの「うん」を聴きながら発生練習していたなぁ。

買い食いが続きそうなので、
妙子さん家(お隣の家)に転がり込んで、
サッとご飯だけ食べて練習に向かってたなぁ。


劇団もしょこむ。
普段仕事で使うフレームの無い世界。
思い出すとふふっと愛おしくなります。

当日裏方をしてくれたメンバーも加えて、
みんなで集合写真。


もしょこむは、震災後に釜石市で立ち上がった劇団です。

今回運良く陸前高田で公演をすることになり、
若めの男性キャストになってくれる人がいないか?ということでSET(自分が所属する団体)に情報が回ってきました。

やらない手はないと思い連絡しました。

いきなり台本練習。
自己紹介は名前くらい。
アイスブレイクなんてそもそも概念がなさそう。

機会があって開示してつながるのではなく、
日々滲み出るところを、
少しずつ味わいながら、
ちょっとずつ相手のことを好きになる。

もしょこむにあったのは、
関係性作りにおいて、
手が加えられていない自然なままの人付き合いでした。

嬉しかったなぁ。

学びもたくさんあったような気がするけど、今日はここまで。
楽しかったなぁ。


またやりたい。

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