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約二ヶ月間のインターンを終えて

春から大学3年生の つん です。料理が好きで、インスタグラムに日々の料理をアップしています!https://www.instagram.com/y00__cooking_/

この春休みに、地域ベンチャー留学というプログラムを通じて約二ヶ月間、宮城県の南三陸町にある、マルアラ株式会社及川商店でインターンをしました。(地域ベンチャー留学についてはコチラ→https://cvr.etic.or.jp/

この経験を通して、自分にはアウトプットが必要と感じたので、これからnoteに自分の考えや本を読んでの感想などを言語化していくことにしました。今回は、インターンに応募した動機やインターンを通して得たこと、これからの目標について整理していきます。(めちゃめちゃ長いです笑)

○なぜ地域ベンチャー留学に応募したのか

簡潔に言うと、将来や就活への不安や、何もしていない自分への焦りがあったからです。コロナで海外留学が中止になり、オンライン授業で課題に追われるなか、「このままでいいのか」とモヤモヤしていました。大学二年生のうちから何か就活のためになることをしておこう、と思い、1,2年生向けの就活サイトなどをあさっていると、「長期インターンに参加しておくといいよ!」ということがどのサイトにも書いてあったので、とりあえず何かしらのインターンに参加しようと、今度はインターンを探しまくりました。

地域ベンチャー留学は、インスタの広告で見つけ、「とりあえず説明会だけ参加してみるか」と思って参加したところ、

経営者のリアルな課題を解決する

行動力が試される

意識の高い仲間とのつながりが出来る

ということを知り、自分を成長させる環境としてピッタリだ!と思い、応募を決めました。また、私自身、地方出身者であり、将来的には地元で働きたいなあと漠然と思っていたので、地方での働き方を知る機会になると思いました。

正直、応募のためのESを書くのにかなり苦労しました。しかし、ESを書くために、「自分は何に興味があって、どういう性格なのか、インターンから何を得たいのか」ということを考えることができ、自分と向き合うことで、自分の軸が少しずつ形成されていくのを感じました。大学二年生のこの時期に、自分がこれからどう生きたいかというのを考える機会を持てて良かったです。

○なぜこのインターン先を選んだのか

私がインターンしたマルアラ株式会社及川商店は南三陸町にある、従業員30名規模の水産加工食品会社です。

私は、「食」や「健康」に興味があり、地域ベンチャー留学の紹介するプロジェクトのなかでも、食品系に注目していました。マルアラでのインターンのミッションは「地域漁業に貢献する高付加価値・無添加食品のマーケティング戦略を立案せよ!」というもので、募集要項を読んでマルアラの理念、社長の思いに共感しました。具体的には、「商品が無添加でからだにやさしい」「高付加価値商品によって漁業界や地域を支えられる」という部分です。

私は、添加物が含まれた物やファストフード、スナック菓子など、「本当は身体に悪いけど、おいしくて手軽」な食べ物があふれている社会を変えたいと思っています。私は、管理栄養士である母親に育てられ、栄養バランスの整った食事を摂らせてもらい、食品を買うときは原材料名を見て変な物が入ってないか見るように教わるなど、自然と健康的な食生活が身についてきました。大学生になってひとり暮らしをしている今でも、基本的には自炊をし、スーパーやコンビニで惣菜を買うことはほぼありません。基本的にお店で売られている物は添加物が入っていたり、味付けが濃かったり、野菜が少なかったりするからです。でも、忙しい人、料理をしない人はそういったものに頼らざるを得ないですよね、、。たしかに添加物を入れれば保存が利いて便利だし、ジャンキーな食べ物ってクセになる味だからまた食べたくなる。しかし、そんなものばかり食べていたら必ず身体には悪影響を及ぼします。現に、現代人の多くがそういった食習慣による不調を感じています。(これに関して以前書いたnoteはコチラ)私は、そういった身体に悪い食べ物が世の中に出回っていて、人々がそれを買わざるを得ない状況にあることが問題だと思っています。

私のこういった問題意識とインターン先のビジョンがマッチしていたこと、さらに、高付加価値商品を売り出すことで、海の環境変化や後継者不足にあえぐ漁師さんたちを支えられるという点に共感したことが、応募の決め手になりました。

○得たこと

・高め合える仲間

一緒にインターンを乗り越えた相方(じょにー)と出会えたことが、一番の収穫だったと言っても過言ではないかも知れません笑。お互い得意分野が違って、支え合ってプロジェクトを遂行できました。私は、今までチームで何かをするときに、ぐいぐい引っ張ってくれる人に任せっきりにするか、誰もやらないから一人で頑張るかという感じで、誰かと協力して作業するときの自分のポジションが迷走していました。今回はインターン生が二人という少人数だったということもあり、自然とそれぞれが自分の得意なことを生かした仕事が出来たのだと思います。

じょにーは、自分の思ったことやアイデアをどんどん口に出すタイプで、私はそれをまとめたり整理することに徹していました。あと、コーディネーターさんに戦略を確認してもらい、アドバイスや指摘をいただいたときに、私はそれを従順に聞き入れてしまうタイプなのですが、じょにーの「私たちはこう考えたからこうしたんだ」と反論できるところを、私は見習いたいなと思いました。(もちろん、従順に聞き入れるべきときと反論すべきときと、どっちもあるので、常に「反論するのがいい」というわけでは無いのですが。)私には物事を疑って反論したり批判する力がないなと気づくことができました。私とは逆のタイプのじょにーと一緒のインターンだったからこそ、自分の強みや自分にたりないことに気づけたのだと思います。

このように、私とじょにーは、それぞれが持っているポケモンの属性が違って(ポケモンに例えるのは私とじょにーのハヤリです笑)、二人で力を合わせれば、炎、水、電気、草・・・などいろんなポケモンをそろえて、立ちはだかる敵に攻撃でき、最後までたどりついたのだと思います。お互いがそれぞれ自分にはないポケモンを持っているから、お互いを尊重しあい、認め合うという、最高の関係性を築くことが出来ました。

出会ってまだ二ヶ月くらいしか経っていないし、(オンラインインターンだったので)対面したのは1回しかないのですが、私の中でじょにーの存在はとても大きいです。素の自分を出せて、自分の目標とか価値観を「いいね!」って言ってくれて、楽しくて笑える話も真面目な話もどっちも語れる、そしてこれからもお互いに高め合っていける、唯一無二の存在です。

(じょにーへのラブレターみたいになってしまいました笑。)

じょにーだけでなく、同じ南三陸ブロックの他の企業のインターン生や、南三陸町で変革を起こしているコーディネーターさん、そしてマルアラの方々とつながりを持てたことも嬉しかったです。今年中にじょにーと南三陸町に行ってその魅力にどっぷりとつかりたいです。

・プレゼンスキルの向上

今までの人生で、ここまで本気になって聞き手に「伝える」ことを意識したプレゼンはなかったかもしれません。正直、学校の授業でプレゼンをやったとしてもスライドに文字を打ち込めばいいや、くらいの軽い気持ちでしかやってなかったです。

特に最終報告会で、「なぜそのミッションなのか」「なぜその戦略をとるのか」「戦略の効果としてどのようなことが得られ、企業側はこれから何をすべきか」ということを論理的に説明するのが難しかったです。論理的な説明でなければ相手に納得してもらえないのです。私たちインターン生はミッションについて熟知している気でいても、人に伝えるのに言語化すると、どうしてもモレている部分やロジックが通っていない箇所が生じてしまいました。しかも、スライド画面は限られているので、言葉を書きすぎると今度は読みづらい。文字の強調の仕方や、図の取り入れ方を、本を読んで実践したり、コーディネーターさんから確認してもらって、なんとかスライドを作り上げました。結構満足しています笑。

○自分についてわかったこと

好き・得意

・新しいことに挑戦すること

いつもと違う場所に行ったり、周りの人がやっていないことに取り組むと、新たな出会いとか気づきがあって面白い!そしてそういうところにはだいたい面白い人が集まっている!ということに気づきました。そうやって、ちょっと変わった人(いい意味で)と関わって刺激をもらうのが私は好きなんだなと思いました。

・抽象化すること

インターンではインスタで商品のアピールをしていたのですが、どの画像を、どうやって加工すればアピールポイントが伝わるかなと考えるのが楽しかったし、実際じょにーにも「センスある!」と言ってもらえたので得意と言っていいのかなと思います。インスタ投稿だけでなく、プレゼンのスライドでも、図や表を取り入れてどんどん伝えたいことが可視化されていくのがやっていて面白かったです。

苦手

・負の面を考えること

私は冷静に物事を進められるタイプだと思われがちだし自分もそうだと思っていたのですが、熱中すると負の面が見えなくなり突っ走ってしまいます。実際インターン中、自分たちで「いい感じ!」と思っていたことでも、周りの方々の指摘を受けて振り出しに戻ってしまうことがありました(振り出しは言い過ぎかもしれません笑)。私の性格上、基本的にいい面ばかりに目が行ってしまい、ネガティブな面にあまり気づけないんです。だから、あまり深く考えずに行動してしまうことが度々あります。これは自分の長所であるとも言えるのですが、これから何かに取り組むにあたって、やっぱりネガティブな面も含めて物事を俯瞰する目を持つことが私には必要なのかなと思います。

・言語化

私は頭の回転がそんなに速くないので、自分の考えを言葉にするのに時間がかかります。友達と話すとき、母と話すとき、聞き役に回ることが多いので、しゃべるのにあまり慣れていないのかもしれません。自分の伝えたいことをうまく言葉に出来ない。発言を求められたときにすぐに応答できない。今までもそう感じることはありましたが、インターンでは特に言語化がうまく出来ない自分に不甲斐なさを感じました。

その他の気づき

・具体的な目標設定・アクションプランの必要性

インターンでは、「地域漁業に貢献する高付加価値・無添加食品のマーケティング戦略を立案せよ!」というミッションは与えられていたものの、それにどういうアプローチで取り組むのか、具体的な方向性が見えず、最初は「大丈夫かなあ」と不安な気持ちでモヤモヤしていました。しかし、じょにーとのミーティングを重ね、コディネーターさんからアドバイスをもらっていくうちに、どんどんやるべきことが具体化され、ゴールが見えるようになりました。やるべきことが見えると、あとはそれを実行するだけなのでゴールに近づいているというワクワク感、モチベーションが生まれ、楽しくなってきました。

これは普段の生活にも通じると思います。例えば、私の周りは今、就活について「何をやればいいかわからない」という悩みを抱えている友達が多いです。目標達成のために自分には何がたりないのかを考え、それへの打ち手を考案し、それを実行できる段階に落とし込む。実行さえすれば、ゴールに近づいている実感もわいてくるし、その感覚を楽しめるようになるのではないでしょうか。(まあ、それが難しいんですよね!言うのは簡単だけど!笑)

○次に何をするか?やりたいこと

・noteでのアウトプット

冒頭でも述べたとおりです。インターン後の自己分析を踏まえて、私には「批判する力」「言語化する力」が必要だと感じました。具体的な目標としては、月二回、読書レポートを書きます。ただその本について賞賛するだけでなく、批判する力を養うために、自分なりの視点で突っ込みを入れたいと思います。「読書はアウトプットしてこそ意味がある」みたいなことをたびたび聞いて、私もやんなきゃな~と思っていたものの今までは三日坊主で終わってしまっていました。今回は、ここに書き込むことで、自分の逃げ道をなくします。これを読んでくれている方々、私が怠けていたら活を入れてください笑。

・ひとり旅

地域ベンチャー留学で知り合った子に、Facebookでひとり旅の様子や普段感じたことを発信している子がいて、私もやりたい!!と思ったのがきっかけです。ぼんやりとしか決まっていませんが、夏休みあたりにあまり観光地すぎないところに行きたいなあと思っています。あと、ホステルみたいなところに泊まって、地元の人とかにおすすめの場所を聞いて、地元の人との出会いを楽しむ旅にしたいです。


以上、インターンの振り返りとこれからの目標でした!インターンが始まる前は、小学校の頃から作文とかレポートが大嫌いだった自分がここまで(5500字越え!)書けるほど中身の濃い二ヶ月を過ごせるとは思ってもいなかったなあ。こうやって感じたことを文字に起こすのが楽しいと感じられるようになった自分にも驚きです。地域ベンチャー留学のNPOの方々が事前・事後研修で考える場を設けてくださり、こういうネクストステップを考えさせてくれたこと、そしてその研修でアツいフィードバックをくれたインターン生仲間にも感謝です。私は人との出会いやチャンスに恵まれているなあと常々感じます。

インターンに挑戦したことで、今は何かに挑戦することへの心の中のハードルが下がったというか、モチベーションが高まっています。この熱を冷まさないようにどんどんいろんな刺激を受けていきたいです!

ここまで読んでくれた方々、本当にありがとうございます。感想などお待ちしています!笑

追記:今、もう一本note書き中なのですが、今週中には出したいです。

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