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自分にはできない仕事こそ引き受けろ

普通に考えたらできない仕事を受注してはいけません。

でも、「今はできない」のか「一生できない」のかで
変わってくるかと思います。

がんばれば一生できないことはないと思いますが、
がんばる気力がないのであれば、
一生できないと考えても良いでしょう。

私に「1万人規模のイベントを企画したいです。」という人が
仕事を依頼してきても、私には一生できません。

「マンション一室のハウスクリーニングをお願いします。」
と依頼されても、一生できません。

でも「AWSを使ってモダンなWEBシステム作ってください。」
と依頼されたら、今はできませんが、がんばって作ることはできます。
(実際にやるやらないは別にして)

そのような仕事を受注して、苦労してもやり抜くことで、
新たな光が見えてくるものです。

私が社会人になったの1994年。

パソコンが出始めた時代で、
ダウンサイジングという言葉と共に、
コンピュータもどんどん小型化していきました。

システム開発業界では、
クライアント・サーバー形式が主流となり、
Windows上で動くアプリケーションを
設計・製造していきました。

それから約10年が経ち、私は独立起業したのですが、
システム開発業界ではWebシステムというものが
出てきていました。

「今後はWebシステムが主流になっていくだろうな」

という感じはしていましたが、
わざわざ勉強してまで習得する気はありませんでした。

そんな時、新たなクライアントさんから、
「ある不動産屋さんWebサイトのバックエンドを作れませんか?」
との依頼がありました。

パッと聞いただけでは実現するイメージはできませんでしたが、
「できます!やります!」
と答えてしまっていました。

やりたいことは分かるけど、
どうやって作ったら良いか分からないというレベルです。

細かいことは書きませんが、
いろいろと試行錯誤しながら、
なんとかこなすことができました。

「Webシステムはやったことないので無理です。」

と言ってたら仕事は取れなかっただろうし、
かと言って、仕事でもないのに時間をかけて勉強するのも
効率が悪いし、モチベーションが続きません。

「がんばればできそう」という判断をするのも
経験が必要だと思いますが、失敗しながらでも
前に進む必要があると思います。

ITの世界は10年ごとに新たな技術が出てきますが、
Webシステムが出始めてから10年後には
「スマホのアプリ」というものが出てきました。

それが出始めてからもう5年くらいは経ってると思いますが、
そのような仕事に巡り会えず、未だにチャレンジできていません。

あと5年待てば次の技術が出てくると思いますが、
今の技術の上に乗っかってくる傾向にあるので、
アプリも避けては通れないでしょうね。

これに関しては仕事にならなくともチャレンジすっか。

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