#2 サブリーダーの役割と能力

こんばんは。xyzです。
今夜もお読みくださりありがとうございます。

人間誰しも、生きていればさまざまな組織に属すると思います。

数年前、私は、所属する組織の中で、
サブリーダーの立場を任されました。

重要なポジションを任され、
頑張ろう!と決意してみたものの

・サブリーダーってどんな役割なんだろう?

・具体的に、どのような能力が必要なんだろう?

そんな疑問をもちました。

今回は、私の経験をもとに、サブリーダーとしての役割と必要な能力について考えを整理してみようと思います。

1.サブリーダーの役割

まずは、サブリーダーの役割を整理します。
リーダーの役割と差別化するため、どちらも調べてみました。

○リーダー
・目標を立て、メンバーを導く。
・選択肢が生じたに、チームとしての決断を下す。

○サブリーダー
・リーダーを補佐する。
・チームの調和を保つ。

ざっと、こんな感じでしょうか。
あまり細かく書くと長くなってしまうので、今回はこの2つについて考えてみます。

①リーダーを補佐する


まずは、リーダーを補佐することです。
リーダーは、チームの舵を取り、目標に向かって進み続ける必要があります。

しかし、リーダーも1人の人間です。
チームとしての決断に迷うこともあります。

そんな時、リーダーの相談役あるは参謀として、チームを導くための方法を提案します。

また、リーダーにも得手不得手があります。
リーダーにとって苦手な部分を、
サブリーダーが引き受けるのです。

このように、リーダー側の人間として、
2人で補い合いながらチームを導く必要があります。

②チームの調和を保つ

次は、チームの調和を保つことです。

リーダーは、常に考えうる限り最善の策をとり、目標へと進み続けます。
そのために、他の組織と交流したり、常に未来を見通すことで、チームをより良くしようと考え続けるのです。

そんな中、リーダーには「出来ないこと」があります。
(正確には出来ないことも無いと思いますが、ここはあえて「出来ない」ということで。)

それはチーム内の問題を発見することです。
正確には、現場レベルの「潜在化した問題」を発見すること。

「顕在化した問題」は、リーダーでも、他のメンバーでもある程度容易に気付けます。
しかし、「潜在化した問題」は発見するのが難しい。

※この「潜在化した問題」とは、とりあえず動けているものの、現場の最適解とはなっておらず、将来的に発生する問題のことを指します。

リーダーがこれを発見するのはとても難しいと思います。
なぜなら、リーダーは常に最善策を考えたうえで行動しているからです。

自分自身で導き出した最善策を、自分自身で否定する。
これって、かなり難しいのでは。。

そこに、サブリーダーの役割があると思います。
チームの調和を保つため、メンバー側の代表者として常に現場レベルで問題を発見し、チーム内を健全に保ち続ける必要があるのです。

ー ー ー ー ー

つまり、サブリーダーの役割には、

リーダーとメンバーの両面の性質を
持ち合わせている

といえます。
なんとなく浅い気がしますが、とりあえず今回は言語化できたということでOKにしましょう。

2.サブリーダーに必要な能力

次は、サブリーダーに必要な能力について整理してみます。

①問題発見力

1つ目は、問題発見力だと思います。
先述した、「潜在化した問題」を発見する力です。

これを発見するためには、常にメンバーとコミュニケーションをとり、チームの中心にいる必要があります。

もし、直接関わる機会の少ないメンバーがいる場合は、そのメンバーと関わりの深い人物とコミユニケーションをとっておきます。

そして、マインドマップのように、メンバー全員と繋がり、調子や不満を把握し続けることで、「潜在化した問題」を見逃さないようにします。

②課題設定力

2つ目は、課題設定力です。
これは、発生した問題の本質を見抜く力です。
経験上、これはとても難しいと実感しています。

業務効率などに対しては、業務内容やその実情を細分化し、できる限り客観的に課題を設定する必要があります。

また、メンバー個人からの不平不満に対しては、その人が何を求めてそれを言っているのか、正確に汲み取る必要があります。

※これを客観的に捉えることはとても難しいですが、個人的には、シャイン氏が提唱した「8つのキャリア・アンカー」が参考になりました。
これは、人が自らの人生の指針として最も大切にしており、他に譲ることのできない価値観や欲求のことです。

このように、事実として存在する問題に対して、精度の高い課題設定を行うためには、問題の本質を見抜く必要があります。

こうした課題設定を経て、
・サブリーダーとメンバー個人で解決できるもの
・リーダーと協議し、チームとして解決するもの
この2つに振り分けて、対応していくべきだと考えます。

ー ー ー ー ー

つまり、サブリーダーに必要な能力は、

解像度の高い「問題発見力」と「課題設定力」

といえます。
もちろんこれを実現するためには、コミユニケーション力や知識・経験が必要となりますが、それは他者の力に頼ってもよいと考えています。

3.おわりに

今回は、サブリーダーとしての役割と必要な能力について整理してみました。

語るだけでなく、実行できる人間を目指していきます。

最後までお読みくださった皆さま、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?