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働きたくないって悪いことか?

仕事を辞める。
1年ほど編集・企画アシスタントのアルバイトをしていたが、この度退職することになった。
理由は明白で給料の問題だ。
時給1,200円でアラサー女が大阪市内でひとり暮らしをしていくのはやはり厳しい。
家賃のことや貯金、物価、いろいろ考えれば切りつめても厳しいと判断して辞めることにした。

さて、一年ぶりの転職活動であるが、よくよく聞かれるのが「やりたい仕事」である。
正直に申し上げれば、そんなものはない。
働かなくていいなら働きたくない。
しかし生きていくにはそうもいかないのでもちろん働くのだが…。
あくまでも仕方がないから働いているのであって、やりたいわけではないのだ。
にもかかわらず、転職活動をしていると必ず聞かれるのがこの「やりたい仕事」である。

企業側の意図としては応募者のやる気をはかりたいのだろう。
しかし、こちらはあくまで働きたくないのだ。仕事をしなくていいなら絶対にしないレベルで働きたくないのだ。
やりたい仕事なんてあるわけない。
それでも仕事は必要なのでなんとかそれっぽい理由を作り上げるがどうにも薄っぺらくなる。

世の中にはやりがいなどをもって仕事をしている、好きで働いている人も存在するだろう。
しかし私のように働きたくないけどやむを得ないので働いてる人だって相当数いるはずだ。
さて、彼らのパフォーマンスはやる気の有無によってそこまで変わるのだろうか?
個人的にはやる気より環境要因の方が大きく影響する気がする。

・周囲とのコミュニケーションが円滑なこと
・生活するのに十分な給与が支払われること
・必要な休みをしっかりとれること

この辺が整っていればやる気の有無に関係なくパフォーマンスは向上するだろうし、もともとやる気のない人間でもそれなりにまじめに働くんじゃないか?
少なくとも私はそうだ。
けれど世間はやる気、「やりたい仕事」という熱意を重視する。
非常に面倒くさい。

本当に転職活動は憂鬱だ。
働かないで平穏に暮らせる選択肢がめちゃくちゃほしい。

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