いじめはなくなるか?
旭川の事件の記事を読んだ。
内容はもう多くの人が読んでいるので割愛するが泣きたくなった。
14歳の彼女にはこれからたくさんの楽しい未来があって可能性があって、でもそれを自分から手放す選択をせざるを得ないところまで追い込まれた。
彼女の経験したことは想像することしかできないけれど、すごく恐ろしくて悔しくて悲しいことだと思う。
いじめた子たちだけではなく、隠蔽しようとした大人たちも厳罰に処されてほしい。
いじめによる自殺のニュースは後を絶たない。
そしてその内容を見るたびいつもこれはもはや「いじめ」なんてソフトな表現にせずに「脅迫」とか「傷害」とかそんな表現にした方がいいんじゃなかろうか…?と思うものばかりである。
さて、ニュースのたびに言われるのがいじめをどう防ぐかだ。
率直な意見として、そんなことはできないと思う。
数十人の人が集まってみんな仲良くなんて無理なんだ。どうしたって相性が悪い相手というのがでてくる。
相性が悪い相手がいること自体は悪いことではない。
極力関わらなければいいだけの話である。
それをあえて晒上げたり手を出したり、そういうことをするからいじめになるんだろう。
そしてそれは些細なきっかけで起こる。
私自身中学の時に軽くいじめられた。
昨日まで仲良くしていた子たちが示し合わせて一斉に私を無視したのだ。
そのうえ机にしまっていたイラストに落書きをされたこともある。
旭川の事件などに比べればほんの些細なことだ。
実際私も2日ほど学校へ行かなかったが、そのあと何とか学校へ行けるようになった。
それはクラス全体ではなく一部からのいじめだったことも大きいと思う。
ちなみに大人はというと母が無理して学校に行かなくていいと言ってくれた以外特に助けてはくれなかった。教師も私側にも責任があるのでは?という雰囲気だった。
中高一貫の進学校(割と偏差値高め)でこれなのだから教師に期待しても無駄だと中学一年の私は悟った。
さて、悟ったとはいえ、運よく新しい友人ができたとはいえ、私のトラウマは消えない。
今でも友人に対して試し行動のようなことをすることがある。
きつい言葉を吐いてみたりしてそれでも許してくれるか、受け入れてくれるかを試してしまう。
きっとこの傷はずっと消えないんだと思う。
そうやって傷をつけられたのに付けた本人に成人式で話しかけられた時は殺してやろうかと思った。
彼女たちは普通の女の子だ。
ちょっと気が強い部類に入るかもしれないがごく普通にいる女の子で、私もそうだ。
ただ、40人ばかりが集まったクラスで私と彼女たちの相性が悪かっただけなんだと思う。そして幼さゆえの無知もあったんだと思う。
こうしたいじめが起こった時に大切なのは「悪いのは加害者」であるということを徹底する事。
そして、いじめが発生することを前提とし起こった時の「被害者へのフォロー」と「加害者への指導」を徹底することではないだろうか。
もう一つ、発生件数を減らすことにばかり力を入れるのは無意味だ。学校側による隠ぺいが増えて事態が深刻化するだけである。
それはこれまでのいじめによる自殺事件などを見ても明らかだ。
気の合わない人はいる。衝突することもある。
けれど誰かが完全に孤立してしまう前に、自ら命を絶つしかないところに追い込まれる前に相談し、解決できる仕組みを作ることが将来的にいじめという問題を軽減する方法なのではないだろうか…。
私をいじめた人へ、
顔も名前もまだ覚えてるからな。一生恨むからな。
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