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holiday16
取りこぼされていく孤独感
真夜中にふと、つらく苦しく死にたくなる時がある。
正確にはこのままゆっくりと眠りに落ちてそのまま目覚めなければいいと思う。
時刻は深夜二時を過ぎていて家族にも友人にも連絡することはできない。Twitterのタイムラインも流れがひどく緩やかだ。
眠りたいのに眠れなくて、なんとなく生きていたくなくて、苦しくなって死にたいとつぶやこうとすると、いのちの電話がおすすめにや検索結果に出てくる。
何度電話しただろう。
何度チャットやメールを送っただろう。
電話には出てくれないしチャットも返ってこないしメールの返信が来るのは何日も経ってからだ。
仕方ないということはわかっている。
自殺者数の増加などニュースを見ていれば私のような今すぐ死ぬわけでもない人間よりもっと緊急性の高い案件があるだろう。
そもそもいのちの電話など自殺防止のための活動をしている人だって心身を休める時間は必要だ。
ただ、一人でどうしようもなく生きるのが苦しい時、とっさに手が届くところに誰もいないことがとてもつらい。
電話に出てもらえないことや返事をもらえないことが孤独感をより強くする。
そのうち心が擦り切れそうでとても怖い。
どうか、取りこぼされる人が少しでも減りますように。
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