フリーランスの1年目でやるべきこと
はじめに
フリーランスとして3期目を迎えるにあたり、フリーランスに転身する際にやったことのなかからやるべきことをまとめてみました
※ 1期目の確定申告が終わった時点でこの文章を書こうと思っていましたが、なかなか時間が取れず、このタイミングになってしまいました
※ freeeのまわしものみたいな記事になっていますが、関係者ではないです
※ 記事内の記載には誤りが含まれる可能性があります
情報の正確性を保証するものではありませんので、自己の責任において情報をご活用ください
また、個々の状況に応じて専門家に相談することをお勧めします
どうしてフリーランスになろうと思ったか
社会人エンジニアとして8年目を迎え、
部長としてエンジニア組織を率いていました
しかし、以下の理由からフリーランスへの転身を考えるようになりました
年齢的な要因 (30代間近)
社内業務が自身のキャリアプランとずれてきていた
この時期には、エンジニアリング業務よりも社内調整が増えたり、社内でエンジニア組織が過度に権力を持ち過ぎ、他組織の同僚から意見を引き出しにくい状況になっていると感じていました
ざっくりやったこと ※時系列順
退職の意思表示
開業届の提出
役所での手続き
エージェント経由での案件探し
税金に関する勉強
会計システムの契約
会計登録
税理士の紹介
確定申告
退職の意思表示
退職の意思表示は、正直に言うと最も厳しい局面でした
私のポジションが重要だったため、2か月前に社長と直接話し合いました
嬉しいことに熱心に引き留められましたが、自分の意思を固く持ち続け、何度か話し合いを重ねた結果、最終的には理解していただけました
その間、何度か社長から食事に連れて行っていただき、
すごく申し訳ない気持ちになりました
嬉しいことに、「うちの案件を受けてほしい」と言われ、そのままフリーランスとしてお仕事をさせていただくことになりました
ただし、長期間にわたってお世話になってしまうと、フリーランスに転身した意味が薄れてしまうと考え、半年の期間で案件を終了させることにしました
開業届の提出
「開業届って何?」と思っていましたが、
「freee開業」を利用させていただいたおかげで、簡単に自宅で開業届の提出を済ませることができました
確定申告時に最大65万円控除を受けられる青色申告をする、青色申告承認申請書の提出もあわせて行いました
※ 「freee開業」は開業手続きをオンラインで完結できるサービスです
自宅からインターネット上で開業届の提出手続きを行えるため、非常に便利でした
※ マイナンバーカードが必要なため、作成されていない方はそちらの作成手続きが必要です
役所での手続き
フリーランスになるにあたって以下の手続きが必要になります。
社会保険 → 国民健康保険への切り替え
厚生年金 → 国民年金への切り替え
社会保険に加入されていた方は、社会保険の2年間の任意継続が手続きによって選択可能です
私はこちらを選択して社会保険を2年間任意継続しました
年収などにもよりますが、こちらの方がお得になるケースもあります
それぞれ窓口で手続きが必要になるので、半日程度は時間がかかると思われます
忘れずに必要な手続きを行いましょう
エージェント経由での案件探し
フリーランスとして仕事を受ける主な方法は以下のようなパターンが多いと思います
リファラル
直接営業
エージェント経由
「直接営業」する気力がなかったため、
ネットで適当に調べてでてきた上位のフリーランスエージェントの会社に登録し、そこから案件を紹介してもらいました
案件参画までの流れは以下の通りでした
希望ヒアリング
案件紹介
書類選考
面談
オファー
面接の流れは以下の流れで、転職の面接とは異なり、志望動機は聞かれず、今までの職務経歴を淡々と説明することが多いです
先方から案件の概要説明
自身の職務経歴を説明
質疑応答
合否の通知が概ね2・3日程度で届き、
フリーランス側も同じく2・3日以内に回答する必要があります
前述の通り、前職からの引き合いもあったため、週3日で稼働できる案件に参画することになりました
税金に関する勉強
フリーランスになると、経費の適切な計上による節税が可能になるというメリットがあります
しかし、節税対策を不適切に行えば、報酬が増えても手取り額が正社員時代と変わらないどころか、かえって減少するリスクもあります
きちんと勉強するなり税理士に相談するようにしましょう
「ふるさと納税」は確かに適切な節税対策の一つになるので忘れずにやりましょう
実際に読んだ本
あんな経費まで!領収書のズルい落とし方がわかる本/小林義崇
難しいこと分からなくてもフリーランスがお得に節税できる申告の仕方教えてください! / 益田あゆみ
節税対策は合法的な範囲内で行うべきであり、
脱税など不正な行為は絶対に避けなければなりません
会計システムの契約
フリーランスエンジニアになると年に1回確定申告が必要になります
確定申告には白色と青色の2種類があり、それぞれ異なる基礎控除額が設定されています
白色申告: 基礎控除額なし
青色申告: 基礎控除額65万円
青色申告を行う場合には、以下の作成・提出が必要となります
収支を記録した帳簿
決算書類(収支計算書、貸借対照表など)
これらの書類作成は専門的な知識が必要なため、個人で対応するのは困難です
クラウド会計ソフト「freee」を契約し、会計処理を効率的に行えるようにしました
開業届の作成に利用したこと・以前の勤務先で使用されていたことからfreeeを選択しました
会計登録
会計登録は確かに面倒で手間がかかる作業ですが、フリーランスにとって欠かせません
日々コツコツと確実に登録を続けることが重要です
この作業を怠ると、年末の確定申告時に大変な目に遭うことになります
※ 業務用のクレジットカードを作成するなどして、会計ソフトと連携するなどで効率化されている方もいらっしゃるようです
税理士の紹介
私が暮らしている地域の自治体ではありがたいことに、
初回確定申告の方に無料で税理士さんを紹介してもらえる良い制度がありました
会計登録自体は問題なく進められていましたが、
些細な疑問点などを相談でき、申告前の最終確認も依頼できたおかげで、
安心して初年度の申告を済ませることができました
確定申告
確定申告の際、日々の会計登録を続けていれば、そこまで大変ではありませんでした
ただし、以下の事項については会計登録とは別に情報をまとめておく必要があるので注意です
医療費控除
機関名称
支払金額
対象者氏名(家族分を合算する場合) ※保険会社から通知される金額は年間通算ではないので注意
ふるさと納税
寄付年月日
寄付先の所在地
寄付先名称
寄付金額
社会保険料
支払金額
生命保険料
保険会社からの控除証明ハガキに記載
地震保険料
保険会社からの控除証明ハガキに記載
適切に準備しておけば、スムーズな申告が可能となります
さいごに
「フリーランスになるための手続きって結構大変なんじゃないかな」という漠然としたイメージを持っていました
実際にはイメージしていたよりもスムーズに1年の確定申告をむかえることができました
この記事がこれからフリーランスになる方の参考になったら嬉しいです
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