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映画メモ 『マイノリティ・リポート』

マイノリティ・リポートを観た

本日の映画は「マイノリティ・リポート」をチョイス。有名タイトルだけど観たことなかったやつ。2002年、スティーブン・スピルバーグ監督作。ブレード・ランナーの原作と同じ作者が原作者と観た後に知るなどした。

ストーリー分析

主人公はどう変化したか

自分が殺人を犯す犯罪予知の真相を追う中で、過去に息子を失った事件の後から別居状態にあった妻と復縁する。最初と最後の主人公の状態の差分はそれくらいのもので、むしろこの物語の社会構造が大きく変化した。完璧だと思われていた犯罪予知システムが実は欠陥を抱えていたことが明らかになる、その一連の事件を追いかけるストーリーだ。

あらすじ

主人公は犯罪予知システムで検知された犯罪を抑止する警察官。自身が殺人を犯す犯罪予知を観てしまったことで警察官の立場を追われ、網膜捜査を欺くため目を交換、実際に自らの意思ではないが殺人も予知通り行われてしまう。しかし実は自分をはめた黒幕がいることに気づき最後は黒幕を追い詰める。黒幕は犯罪予知システムを作った局長だった。局長はシステムの正当性を証明するためには主人公を殺すしかないという状況に追い詰められ、自殺することを選び映画は幕を閉じる。

ジャンル分析

ジャンルはブレード・ランナーと同じ「なぜやったのか」にあたると思う。自分自身が殺人を犯す未来予知を自分で紐解いていく過程と、明らかになる黒幕の存在、最後の対決を経て事件の全貌が明らかになったところでおしまいとなる。

Goodだと感じたこと

カードの切り方が絶妙

なぜやったのか?は事実を明らかにする順番、演出を工夫することで観る側に推理を追体験させるなかでワクワクさせるのがキモだと思う。その点で情報の出し方が絶妙で局長が黒幕だとは思わないしその局長に殺される司法省の役人がいかにもあやしいという感じで演出してくる。それを裏切られた瞬間が最高!ってなる。

未来感

2054年の近未来が舞台。車がレクサスだけど未来的だったり道路もシステムで制御されている様子が見てとれる。網膜で個人が識別されパーソナライズされた広告が現れたり、警察の捜査でスパイダーと呼ばれる小さい機械が一般人を目をスキャンして調査するなど未来感が魅力。

最後に

超面白かった。SFと謎解きの組み合わせはかなり自分の口に合うらしい。

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