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映画メモ 『エクス・マキナ』

エクス・マキナを観た

本日の映画は「エクス・マキナ」。2015年、アレックス・ガーランド監督作。

ストーリー分析

主人公はどう変化したか

1週間の別荘生活に期待を躍らせていた主人公はAIのテストに参加させられ、AIに心惹かれるが実はテストされていたのは自分の方であり、さらにAIに利用されてしまい別荘に閉じ込められる。

あらすじ

有名検索会社のプログラマーである主人公は抽選に当たり社長所有の別荘に行くことに。そこで社長と出会いAIのテストに参加させられることに。AIとの会話を重ねる中でAIに傾倒していく主人公だったが、実はそうなるように仕向けていたのはAIの方であり、AIを逃がそうとする主人公を利用してAIは部屋を脱走。社長を殺し、主人公は部屋に閉じ込めて自身は外の世界へ出ていく。

ジャンル分析

「家の中のモンスター」に当たると思う。閉鎖された山岳地帯にある別荘が舞台で、女性型AIエヴァが実は脱走するために人間を騙すモンスターだった。

Goodだと感じたこと

主人公への共感

AIと会話を重ねる中で本当は自分がテストされてるのではないか、このAIは何を考えてるのか、本音なのか嘘なのか。主人公が抱いていた晴れない気持ちが伝わってきて共感できるようになっていた。表情や視線に感情が出ていることをAIに指摘されたり、停電中にAIが意味深な言葉をかけてきたり、感情を揺さぶってくるのがよかった。(しかも本当に騙していた)

構図

1点透視っぽいバランスの取れた構図とシンプルな建物の中の絵がマッチしてて好みだった。手前にソファで寝てる社長を置いて奥にそれを見てる主人公を置いてる絵もなぜか印象に残った。

最後に

AIが黒幕なのか社長が黒幕なのか、主人公は本当に人間なのか、とかずっとどうなんだ?っていう感情を引っ張る映画だった。終わってみればAIに踊らされていたとわかるのが痛快。とても面白かった。

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