あぁゲンドウ、早くサードを起こしてくれ


常日頃からこう思う。
人間、全ての生き物は、生を受けた瞬間から、他者から比較され、競争を強いられている。
生存における競争だ。具体的には、生殖のための競争である。
ある生き物は、どのオスが一番大きく鳴いているかでメスが選び、繁栄させていく。ある生き物は、どちらのほうが身体的に強いかで、メスが選択する。
人間の場合は、より変数が多い。
メスはどれくらい、金を持っているか。どれだけ社交的か。どれだけ地位が高いか。どれだけそのメスが凄いと思う実績を持っているか。そのメスにおいて、必要な性格・素質を持っているか。
メスは選択できる立場であり、オスは選択される立場である。これは、仕方ない。単純に種を持っている数の違いだ。

しかし、バカバカしいと思うのだ。一生を生存競争のために使っていくのは。例え、別にメスに選択されなくていいとオスが割り切ったところで、資本主義の中にいる人間は、金を稼いで生きていかないといけない。
メスに選択されなくていいというオスの決断アンイコール競争からの解放ではないのである。

そこで、タイトルの「あぁゲンドウ、早くサードを起こしてくれ」につながるのである。
エヴァの中では、サードインパクトによって、地球上全ての生き物の魂が、コア化し、エヴァイマジナリーとかして、全て同一な存在になるのである。
これをシンジくんは、止めようとして、ネオンジェネシスを起こして、止めてしまうのだが、止めなくても良かったよね。
だって、全ての魂が同一な存在になる。イコール種族間の同族間の競争が起きなくなり、競争から開放されるからである。
もう僕らが、メスからの、生存からの競争を解放されるにはこの手しか無い。
ああ、ゲンドウ、早くサードを起こしてくれ。

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