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【要約】人がうごく コンテンツのつくり方

こんにちは。
はじまりの終わり、カイ・ジ・エンドです。

今回は、最近読んだ本を要約しつつ紹介していきます。

今回紹介させていただくのは髙瀬敦也さんの「人がうごく コンテンツの作り方」です。コンテンツプランナーとして「逃走中」や「ノイタミナ」といった人気コンテンツの立ち上げに携わっている方から、学べることがあればと本屋で手に取りました。

ちなみに、文章を読むのがめんどくさいという方はTwitterで3枚のスライドでまとめていますので、そちらをご覧ください。

コンテンツと言っても、ゲームや映画、漫画、テレビなど様々です。すべてのコンテンツとなり得る可能性を秘めています。そこでコンテンツを企む上でポイントとなるのが「どこから見るか、誰から見るか」です。

「南アルプスの雪解け水」を例に考えてみます。東京に住む人は「美味しそう」「自然に囲まれた素敵な場所」など、水のイメージも洗練されていて、さらにそこから地域のイメージまで拡大していきます。そうすると水を起点にして旅行プランというコンテンツまで広がっていくことが可能です。しかし南アルプスの麓である長野の人にとっては、その水はいたって普通の水に変わってしまいます。つまりひとつの物事も切り取り方次第で、コンテンツになり得る可能性を秘めていると言えます。

このポイントから、「狭めることでコンテンツ化しやすくなる」ことがわかります。例えば「日本」というキーワードからイメージすることは人それぞれです。ですが「東京」、「原宿」とだんだん狭めていくとどうでしょうか。「日本」よりも「原宿」の方が明確なイメージを与えやすく、コンテンツとなりやすいです。

コンテンツは作り手がいて、受け手がいます。どんなものであってもコンテンツを体験する人がいて、初めてコンテンツとなり得るのです。

では誰かに刺さるコンテンツはどこが優れているのでしょうか。僕なりにまとめて見ると以下の3つだと思います。

まずは人のことがよく想像されていること。髙橋さんは著書の中で「人がうごくコンテンツとは、人がうごく気持ちのこと」と述べています。そのコンテンツに触れてどんな気持ちになるのかを、よりリアルに考えられているからこそ、しっかり人に刺さります。

次に熱狂させていることです。想像してコンテンツをつくる上で、特定の誰かを想像してつくると、コンテンツが世に出たとき、その人が熱狂的なファンになります。そのファンが中心となり、メディアを巻き込む形に熱狂が伝播していきます。

そして、最後に細部まで作り込まれていること。これは2番目の熱狂を支える上で重要です。人が何かを好きになるとき、ちょっとした仕草だったり、一見しただけでは気がつかないこだわりに共感したりしてハマっていきます。細かすぎるところも、しっかり考えて作り込む。逆に、対して説明できない作り込みは無駄なので、切り捨ててしまうことが大切です。

そして最後は、アイデアの価値についての話です。

世の中の人を3パターンに分けると、
①アイデアがあり、実行している人
②アイデアがあり、実行していない人
③アイデアがなくて、実行していない人
という風に分けることができます。一見すると③の人が多いように感じますが、実は②の方が圧倒的に多いとのこと。確かに飲み会にいくと、「こういうことやりたいんだよね!」「俺もやりたいと考えてた!」という会話をよく聞きます。

ですが、頭の中に存在するアイデアは誰の目に触れることないため、ないものと一緒です。アイデアは世間に発表してこそ価値があります。しっかりアイデアを思いついたのなら、最後まで実行しましょう。という話でした。


という感じでザックリとですが、自分が大切だと感じたところをまとめさせて頂きました。この本の中には、コンテンツをつくる上でのテクニックまで記載されていますので、ぜひ手にとってみてください。

もうちょっと他の本なども備忘録をかねて、要約してみようと思いますのでどうぞお付き合いください。それでは。

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