死のうとしたが未遂で終わった話2 入院、手術編

前の続きです。読んでいない方はそちらから読んでくれると助かります!今回少し長いです。


それからのことはよく覚えてないですが、応急処置をしてもらい、ICUにいたそうです。

2日後くらいに「ドクターヘリで国立の大きい病院に行くよ」と医者か看護師さんか分からないが、そう言われてドクターヘリに乗り病院へ行きました。
ドクターヘリの中には4人〜6人くらいの医者が乗っていました。

病院に着いてからのこともあまり覚えていません。また数日ICUにいたそうです。

ICUから出て整形外科の病棟に移り(数箇所複雑骨折していた為)、そこから体の痛みを自覚していきました。
もう本当に痛くてずっと泣き喚いていました。点滴、尿道カテーテルがつながれていました。骨盤が折れているので寝返りも打ってはダメです。
CTも撮りました。

主治医の先生が来て、「肝臓が傷んでいて(ODのせい)このままだと肝臓移植になるのでこの解毒剤を飲んでください。」と言われその日からすごく不味い透明の液体の薬を飲み始めました。(その薬は数日くらいで終わった)

私はそのとき自傷癖が抜けず、縫ってもらったおでこ、唇の糸を自分で抜き点滴も自分で抜いてそれを繰り返し看護師さんに怒られてました。

整形外科の病棟に来て数日後、精神科の先生が来て「精神病棟に移ってもらいます」と言われ、ここの病棟はスマホが使えて精神科は使えないので正直結構嫌でしたが拒否する気力もないので仕方なく了承しました。その時点では医療保護入院でした。

精神科病棟に移って、なぜか自殺企図の人にはナースコールをつけてもらえないらしく(もちろん私も)、看護師さんを呼びたくても呼べない状況ですごくストレスでした。

鼻の骨と骨盤の手術の前日になり、夕飯から絶食でした(全身麻酔をするため)。
次の日、手術当日の朝も絶食中なのでご飯が食べれません。
胃に物が入ってるとダメなので、9時から水分も取れなくなり、お昼前くらいに手術に呼ばれ手術室へ向かいました(ベッドごと運ばれる)。

手術室の1つ前の部屋?で「ピアスはしてないか」「マニキュア、ネイルはしてないか」等の確認をされました。
手術は初めてなので、私が少し怖くなってきて「怖いです…」と伝えると手術室の看護師さんが体をさすってくれました。

帽子(医療系のドラマとかでよく見るやつそのまんま)を被せられいよいよ手術室へ入ります。
「点滴からお薬入っていくからね〜」と言われて全身麻酔の薬が入ってる途中、手術室の人に「お薬入ってるときに申し訳ないんだけど、◯◯(私)さんパブロン大量に飲んでたけどなんでパブロンなの?飲みやすいとか?」となぜかこのタイミングで聞かれ、「いや、全然飲みやすくないです、飲みにくいです。ただ量が多くて安いからです。」と返してほんのちょっと経って意識が無くなりました(薬が入り始めてここまで1分〜2分)。

目が覚めるともう手術室から出てました。
周りには手術してくれた整形の先生、精神科の先生、母親、兄がいました。
手術は結構長く、もう夜でした。

手術後は整形外科の病棟に数日間だけ戻るらしく、スマホが使えるのかと思ったら「使えない」と言われ泣きながら駄々こねてました。
今考えたらそんなスマホ触るほどの余裕ない。

翌日、麻酔がほとんど切れて手術後の痛みが私を襲いました。
ベッドは60°まで起こして良いということにはなったけど、痛くて起きれません。
午前中に体拭き(名前の通り体を拭く(拭いてもらう)こと)が毎日あるんですが、そのときに寝返りを打たないといけなくて死ぬほど痛かったです。

全身麻酔が抜けきっていなかったのか、数日間左足の感覚が全くありませんでした。動かすこともできません。
「ずっとこのままだったらどうしよう」という不安が私を襲い、泣きながら看護師さんに相談してました。
看護師さんは優しく「大丈夫だよ」と言ってくれました。

週明け、精神科病棟に戻りました。
ここから任意入院になりました。
やっと「自傷したくなったらナースコールで呼ぶこと」を約束にナースコールをつけてもらい、ひとまず安心しました。

ですがまだ点滴を抜きたくなる衝動は治まらず、相変わらず抜いていました。
その上私は血管が細いらしく、なかなか点滴が刺さらず私が点滴を抜く度に面倒そうな対応をされました。

精神科の先生に相談してみると、「ノートでも腕でもなんでもいい、ペンを貸すから書きなぐってみて」と言われ、最初は「こんなんでマシになるのか?」と思っていたけどとりあえずやってみることにしました。
自傷衝動が来る度にノートにペンでぐちゃぐちゃ書きなぐるのを続けていると、点滴を自ら抜くことも無くなっていきました。

この前の手術から1週間後か2週間後くらいに次は足の手術をすることを手術2日前くらいに伝えられビックリしました。もう手術はしないと思っていたので

2日後、手術当日
お昼頃に手術に呼ばれ手術室へ向かいました。
前回と同じくいくつか確認を取られ帽子を被せられ手術室へ入りました。
点滴から全身麻酔の薬が入っていき、1分程で意識が無くなりました。
手術が終わり目を覚ますと部屋でした。母親があとから来て優しく話してくれました。
時計を見ると19〜20時くらいでした。


次に続きます。

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