君が使う 香水の匂いが 君が吸う 煙草の匂いが 君の全てが 残香になって 僕の記憶に 纏わりつく。 『おはよう』と『おやすみ』と 『だいすき』と『だいきらい』の 言葉でさえも 残香になって 僕の記憶に 居座り続ける。 たとえ君の 一番が この僕じゃ なかったとしても 貴方との記憶が 残香になって これからの僕を 作っていく。
13年前の保育園に通う自分へ。 まず、お前のいる環境は普通じゃない。 親は子供を家に監禁しない。 真夏の車内に取り残さない。 毎日ご飯は3回食べる。 保育園で食べるご飯が一日のご飯じゃないんだ。 夫婦喧嘩の原因にされることも、 久しぶりに外出したと思ったら、 5歳の体力じゃ帰れない所に取り残されることも無い。 夫婦喧嘩を見るようになるとは思うが、気にするな。お前のせいじゃない。 母親を殺そうと父親は首を絞めるが関わるな。見ちゃいけない。トラウマになる。 この頃に火事が起こ
私は大抵の事は、諦めてきた。 『あの子より上手く出来ないから』 『私みたいな軽い好きでここまで来たやつが、本気で好きって言っちゃいけない』 『あの子に負けた気になる前に辞めよう』 私の中では負の連鎖だった。 小さい頃に、水泳と新体操とバレーボールを習っていた。 最初は、どの習い事も好きで好きで仕方なかった。 私は【努力】というものをしたことが無い。 生まれつき才能を持ってるやつに、努力型が勝てっこないって決めつけているから。 案の定、努力もしない、日々の練習をこ