機会損失が起き得る可能性を徹底的に潰すこと

先日、入ったカフェがOrigami Payを導入していたので、めずらしいのでじゃあそれで払ってみるかと、アプリを出して使ってみたところ、登録してあるクレジットカードが期限切れ。前回Origami Pay使ったのは2年前だったので、あーそうか、と。代わりにSuicaで払ったので全く問題はないんだけど。

Origamiは、これでOrigami Payという決してまだまだ利用者が多くない決済を選択してくれたユーザーの利用機会を1件逃したことになる。(決済額小さいから痛くもなんともないと思うけど)
Origamiは最近ローソンで毎日コーヒーが無料とか、10%オフになるクーポン配布とかプロモーションに力入れているのに、せっかくの利用機会をこういうところで逃すのってすごくもったいない。

Origamiに限らないけど、こういうクレジットカード事前登録型のサービスがやるべき改善策は簡単なこと。
登録されているカードの有効期限(yyyy/mm)が切れる前後に通知を出してあげること。カード設定画面で、期限切れだったらアラートを表示すること。例えばPayPalはこのようなメールで通知している。

今回、使う前に一応設定画面を見て、カードが登録されていることは確認していた。その画面がこちら。

何もアラートはでておらず、これを見たら使えると思ってしまう。で、実際に店員にQRコードを提示されてそれをスキャンしたら初めて、「有効期限が切れているので決済できません」というエラー。これは不親切すぎる。

サービスにおいてKPIを改善して数字を上げていくためには、こういうひとつひとつの積み重ねが重要。こういう機会損失になり得るものは徹底的に洗い出して潰していく。こういうところに差が出てくると思う。

と。Origamiに対しては思い入れも何もないんだけど、元決済サービス担当として見過ごせないUXでした。

※もしかするとこれはカード情報保持の関係で実現が難しいのかもしれないけど、それでも何らかの方法で対策する価値があるものと思います。

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