バスケットボールにおける「GRIT」
「GRIT」とはやり抜く力。
①Guts(ガッツ):困難に立ち向かう「闘志」
②Resilience(レジリエンス):失敗してもあきらめずに続ける「粘り強さ」
③Initiative(イニシアチブ):自らが目標を定め取り組む「自発」
④Tenacity(テナシティ):最後までやり遂げる「執念」
この頭文字をとりGRITと呼ばれます。
アメリカの心理学者であり
ペンシルヴァニア大学の
アンジェラ・リー・ダックワース教授が提唱した言葉。
アンジェラ教授は、世界有数のコンサルティング会社マッキンゼーで勤務した後、ニューヨークの公立中学の数学教師をしていた際に、成績が優秀な学生の共通した特徴は、頭の良さや生活環境ではないことに気づきました。
そこから大学に戻り研究を続けた結果
『成功する人に共通する特徴は「情熱」と「粘り強さ」すなわち「やり抜く力(GRIT)」である』
と結論付けます。
研究の面白い点は
「才能や知性」と「GRIT」には、全く関係が無いと定義付けた事
努力に勝る天才なしという言葉があります。
そしてGRITは、大人になってからでもトレーニングを実施すれば、後天的に伸ばすことができるという事。
僕達がコーチングしているお子さん達ももちろん伸ばせます!
伸ばす方法としては
①興味があることに打ち込む
②失敗を恐れずチャレンジし続ける(挑戦せざるをえない環境を作る)
③小さな成功体験を積み重ねる
④GRITがある人のいる環境に身を置く
自分の意識や習慣を変えるのはなかなかハードルが高いと思いますので、GRITが高い人がそばにいる環境に自ら飛び込み、そうせざるをえない状況に追い込むことも時には必要かもしれません。
GRITが高い人は常に自分に自信を持ち、自分ならやれるという信念を持っています。
その信念を支えている要素の1つが過去の成功体験でしょう。
今まで出来なかったプレーが出来る様になった。
出来ていたプレーがより上手に出来る様になった。
まずは自分でもできるところから少しずつ始め、徐々に自分のスキルより少し上の目標を設定しそれをクリアするという経験を積む事。
その小さな結果が自信へと繋がります。
果敢に挑戦し、失敗したとしてもチャレンジし続けましょう。
GRITが高いとされている人たちも数え切れないほどの失敗を経て大きな成果を残すに至っています。
「やり抜く力」「情熱」「粘り強さ」といった価値観は新しい概念というわけではないため、中には「当たり前じゃないか?」 と思われた方もいるかもしれません。
しかし、当たり前のことを持続してやり続けることはとても大変で、わかっていても実践できないという人も多くいる事と思います。
1日の練習をやり切る。
1つのメニューを精一杯やり切る。
ひとつひとつの積み重ねが大きな結果を生む。
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