息をするように嘘をつくわたしたち
いつからか嘘をつくことが当たり前になってしまった。息を吐くように今日も嘘をつく。こんなにも嘘をつくようになってしまったのは、なぜなんだろう。そんなの今更わたしにだってわからない。でも、ひとつだけわかることがある。本当の自分が嫌いだってこと。唯一、嘘ではない答え。
そのようにして作り出してしまった、もう1人のわたし。本当のわたしがいつも邪魔をしてくる。どうして嘘をつくのかと。泣き叫びながら止めてくる、嘘はだめだよと。邪魔しないでくれ。あんたになにがわかるんだ。ありのままがいち