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大切にしてる物

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ちょっとしたことや日々感じたことなど。体験したことや、思ったことをまとめました。
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2020年6月の記事一覧

人一倍コンプレックスの塊だった

はじめてファッション雑誌を買ったのは、中学1年生の頃だったように思う。今は休刊になってしまった中学生の憧れだったHana*chu→は、花中やハナチューって言われていた。同世代の女の子がすてきに着飾っていたのが、当時は衝撃的でした。スナップに参加すれば雑誌に載れて読者モデルという肩書きがもらえるのもあり、当時の読者はスナップに参加したことがない方がめずらしい方でした。そしてスナップに参加して気づく、自分が周囲よりも劣っていることに。 周りを見渡しても、かわいい子ばかり。わたし

疲れてしまったこと

わたし、がまんできなかったの。 かなしくて、さみしくて。わたしを見てほしくて。今までなんでも許してきたし、たくさん我慢してきた。でも、どうしてもどうしても、かなしくて。とてつもなくさみしくて。 なにもうれしくなかった。いつもならうれしいのに。会えたのにまったくうれしいなんて一切思えなかった。そんな気持ちになってしまった自分にもかなしくなった。だって、あなたの目にはわたしなんか映ってなかったから。あなたの目に映ってたのは、ゲームだけ。 本当になにしにきたの?わたしのことな

何者にもなれなかったから、わたしはわたしになれた

「わたし、何者にもなれなかった」 そう嘆いてしまうことは、年齢を重ねるごとにたくさん考えてしまうことなのかもしれない。わたしたちは、どうしても肩書きを気にしてしまう生き物だ。周りと比べ、ないものを探して、そして嘆く。何者にもなれなかった理由を。気にしないようにしていても、周りを見渡しては違う理由を探してしまっている。 肩書きがないわたしは何者でもないことに気がついてしまった。わたしが生きているだけで価値があるだなんて到底思えないし、思いたくもなかった。今、自分のことを価値

お月様との距離は埋められない

幻想的に輝く、お月様。 手を伸ばせば掴めそうで、掴めない距離。いつだって手を伸ばしてみたけれど、掴めることはいつもできなかった。こんな近くにいるのに、どうしても掴めなくてもどかしくて泣いた。「なんで、なんで」そう嘆いて。いつも宙を掴んでは、ないも掴めていないことを手を開いて確認してそっと呟いた。「掴めなかった…」でも、いつだってわたしたちを照らしてくれていた。 あの距離に届くと、違う世界に行けそうな気がした。今はそのタイミングではないだけでいつかは行ける、そんな気がしてな