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地域にある小さな病院で働く看護師が感じるコロナ禍勤務


こんにちは。私は病床数40床程の小さな地域病院に勤めている看護師です。

20歳で正看護師となり、病床数400床を超える病院で3年半勤めた後現在の職場に転職しました。

転職して5年半くらい。最初は機械や看護手順が古いままの病院にびっくりする日々を過ごしていましたが、業務に慣れてきた頃日本で初めてコロナ感染者がでたことをテレビで知りました。

そのニュースを見た時どこか他人事だったことを覚えています。というのも、田舎の町の小さな病院で働いている私にとっては関係ないかーといった気持ち。

今思うと、こんな身近に感じることになるとは。そしてこんな時間続くようなことになるとは考えもつきませんでした。


コロナ急増により職場に影響が

個人情報になるので詳しくは書けませんが、現職場ではコロナ患者の受け入れを行っていません。
しかし、仕事への影響はかなり受けています。

地域の大病院がコロナ患者を受け入れている為、緊急性のない手術が軒並み中止・延期に。紹介による手術件数が大幅に増えました。

緊急入院の発熱者を片っ端からPCRか抗原検査。感染対策にピリピリしながら発熱者の対応…。普段より患者数が増えている状況でも、スタッフの数は増えず過労業務に疲弊。

感染者急増により、スタッフが濃厚接触者になり休み、更に人手不足。とにかく忙しい日々の中で命を預かる仕事なので失敗は許されない…。私は現在産前休暇に入っていますが、休憩も取れないくらい忙しくしんどい毎日でした。


毎日ギリギリの状態で辞めたい、逃げ出したいと思いながら産前休暇ギリギリまで働けたのは結局“看護師という仕事が好き“という気持ちが強かったからだと思います。

もっと時間に余裕があれば、面会制限をかけられて寂しい思いをしている患者さんと話す時間がとれるのに…
もっと時間に余裕があれば、きめ細かい看護をすることができるのに…

もっとやりたい自分の中の理想の看護ができないんです。このヤキモキした気持ちはきっと私だけではないはず…。たくさんの医療関係者が思ってるはず…。

小さな地方にある病院の看護師でもこれだけ影響してるので、大きい病院のスタッフの方はもっと大変だろうなと…。


誰もが同じことを思っていると思いますが
とにかく早くコロナが収束しますように。

色々な職業がコロナ禍で“はたらく“ことに影響を大きく与えている現在の状況が変わることを願っています。

#私にとってはたらくとは

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