【ホテルニューアカオ】閉館したホテルを彷徨う非日常アート体験
そうだ、熱海行こう。
Twitterで流れてきた情報でホテルニューアカオのことを知り、急遽日帰りで熱海に行ってきました。
熱海のアートプロジェクト「ATAMI ART GRANT」の一環で、閉館した「ホテルニューアカオ」を現代アート作品の展示場として利用するとのこと。
ホテルニューアカオへ
会場となるホテルまではバスで15分程度。ありがたいことに、熱海駅から無料送迎バスが出ていました。
会場への入場は、ホテルアカオのロイヤルウィングから(こちらは現在も営業しているようです)
12時前くらいに着いたのですが、入場制限が行われており、会場前には行列が…
綺麗な海を眺めながら待つこと約30分…
ようやく入場すると、受付で入館証を渡されます。なんと、入館は無料。会場を回る上で必須となる「ガイドブック」も、電子版なら無料です。
紙媒体のガイドブックを購入する場合は500円かかりますが、どうしても紙の本が欲しかったので500円で購入しました。
ロイヤルウイングでも素敵なアート作品が展示されているので、それを眺めつつ奥へ進み、ホテルニューアカオへと繋がる連絡通路へ。正直ちょっと分かりにくく、しばらくロイヤルウイング内をウロウロしました。方向音痴にとっては厳しい戦いが、この時すでに始まっていました。
この連絡通路がけっこう長く、ちょっと不安になりながらテクテク進んでいきます。
なお、連絡通路の外観はこんな感じです。こうして見ると、すごい構造ですね…
連絡通路を進みきったその先に、ようやく本会場が、ありました…!!!
なお、ホテルニューアカオは崖に張り付くような特殊な構造をしているため、展示のスタート地点となるこのフロアは15階になります。
一度も階段を登ってないのにどうして15階…??と、空間把握能力の低い自分はこの時点で脳がバグりかけました。
サロン・ド・錦鱗
ここが展示のスタート地点になります。
海の見えるダンスフロア。まるで異世界のような美しい空間でした。
異空間を彷徨う
ここから先は、ガイドブックの指示に従ってエレベーターに乗り込み、下に行ったり上に行ったりホテルの中を彷徨う旅が始まります。
ガイドブックは「◯階で降りる」のような分かりやすい書き方ではなく、「左列上から○番目のボタンを押してください」のような書き方なので、だいぶ混乱します。
( ˙꒳˙ )ワカラナイ…
でも、まるで宝探しのような気分でとても楽しかったです。日常と切り離された異空間を探索する気分を堪能できました。
客室はまだ普通に泊まれそうなくらい綺麗でした。素晴らしいオーシャンビューです。
メインダイニング錦
「サロン・ド・錦鱗」に続くもう一つの目玉スポット、メインダイニング錦。
海の見える大きな窓が特徴的な、広いダイニングです。中央にはピアノの置かれたステージもありました。
メインダイニング錦の入り口横にある階段を登ると、中庭のような場所に出ることができました(まるで立体迷路のような構造です…)
インペリアルスイートルーム
12階には、バブルの匂いを感じる豪華なインペリアルスイートルームがありました。普通に泊まっていたら、一泊おいくらだったのでしょう…
吹き抜けの二階構造になっており、二階部分には広々とした和室と、本格的な茶室、そしてベッドルームがありました(一階部分にもベッドルームがあったのに…!?)
ガイドブックの指示で、二階部分の奥にある小さな扉(非常口かな…?)から14階に抜けます(構造が複雑…!!)
カパルアプール
探索も終盤に差し掛かり、最後に向かったのはカパルアプールです。2階から螺旋階段で下の階へ下り、アカオ温泉街の看板を目印に奥へ奥へ進んで行った先に、海の見える開放的なプールがありました。
探索の終わり
最後に、スタート地点のフロア(15階)に戻ってきてようやく長かった旅が終了です。ゆっくり回っていたせいもありますが、たっぷり3時間はかかりました。ものすごい充実感です。
どのお部屋からも綺麗な海が見える素敵なホテルでした。無理にでも時間を作って来られてよかった。素晴らしい企画に圧倒的感謝です。
最後に、熱海駅前のレトロな喫茶店でカロリーを摂取して帰りました。時間があればどこかに泊まって温泉に入りたかった…
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